APレーシング ブレンボ ブレーキキャリパーキット、オーリンズ車高調等の販売、ワンオフ制作。自動車レース チューニング メンテナンス 車検
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2022-08-20.
BMW M2にシャーマーのフロントリップを装着。 
BMW M2に、ドイツのチューナー「シャーマー」のリップスポイラーを装着しました。

このリップはかなり作りが良くて、バンパーを外さないとステーが付けられないくらいの凝りようなのですが、実際に装着されるとガッチリとしていて、増加したダウンフォースにも十分耐えられそうです。

実際に100kmくらいからダウンフォースの発生を感じますからかなり優秀だと思います。
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2022-08-12.
JZA70スープラ用ブラケット制作
JZA70スープラ用のブレーキブラケット制作依頼をいただきました。

トヨタとBMWはナックルの設計が凝っていて、キャリパーの二つの装着穴位置が違っていたり、飛び出しがあったりするので、キャリパーブラケットの設計は難航するのですが、JZA70もちゃんとトヨタファミリーしていましたから、ブラケットの設計は悩みました。

いつもならジュラルミンで制作しますが、キャリパー装着ねじ部の厚みが取れないためスチール製とし肉抜きを行いました。
ナックル側を強度に問題ない範囲でサンダー等で加工すれば、ジュラルミンもいけそうでしたが今回は無加工取付を目指しました。

お盆明けから加工に入ります。
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2022-08-11.
レクサス RC300登場
お馴染みさんがレクサスRC300を購入なさったので見せに来てくれました。

見慣れた(僕的には)RC−Fよりも、RC300の方が、やる気と言うか、ごつさが無くなっていて普通に乗れるよ感が出ています。
このあたりのデザイン変更はトヨタってうまいなーと思います。多くの場合は少し寂しくなってしますのですが、RCは寂しくなるところまではいかず上品な迫力で止まっています。
元々がRCありきのRC−Fでしょうが、僕はRC−Fから入ったので、RC−Fありきのコメントになってしまいますね…。

しかし、内装もエアコンも無いような車に乗っていた人がRC300とは大人になりましたね(笑)

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2022-08-08.
R56ミニを磨いています。
R56ミニを磨いています。

と言ってもプロの外注さんによる仕事ですが、そこはプロいつ見てもさすがの仕事ぶりです。
外すものは外す、隠すものは隠す、決してあわてず淡々と作業をなさっているのですが、正直僕はここまで細かくはやれないな〜と思いながら眺めています(笑)

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2022-07-31.
R35GTRのドアスピーカーを交換しました。
R35GTRピュアエディションのドアスピーカーのビビりが気になるため、社外品に交換する事にしました。

最近の車とは思えないくらいの低音質なR35GTRピュアですが、そんなに音量を上げなくても低音が出る曲だと確実にビビってしまうのは、音質以前の問題でとても気になります。

せっかくのスポーツカーなので、あまり重量増になる事はしたくありませんから、最低限のアップデートをと考え、まずはスピーカーを交換する事にしました。

と言うかR35の場合はヘッドユニットの交換が事実上出来ませんから、スピーカー交換が現実的な最終手段なので、どのスピーカーにしようか結構悩みました。
ただ、そもそも最近のカーオーディオにうといため、悩めば悩むほどよく分からない状態に陥ってしまったので、日産にボルトオンできる2ピーススピーカーの中からケンウッドのKFC-XS174Sと言うモデルを選択しました。
ケンウッドのラインナップの中ではフラグシップなのと、パイオニアやアルパインの同じようなスピーカーはツイーターのネットワークが大きく、装着が少し面倒になりそうだったのもその理由です。

デッドニング等の処理は確実に重量増につながるので今回はパスしましたが、ドアスピーカーの装着を簡単にするため、パイオニアのインナーバッフル日産用を用意しました。

交換作業はそこそこ順調に進み、初めてGTRにつけるにしては早く出来たと思います。

気になる音は、すごく良いとは言いませんが、悪くないところまでは来たかな?程度には上がりましたし、ビビりは無くなったので結果には満足ですが、このくらいのものを最初からつけてくれても良いのでは?とも思います。

あと、正直このクラスのスピーカーでなくワンランク下や、ツイーター無しのスピーカーでも良かったように思います。
と言うのも、CDやCDから車載オーディオに録音した音源を聞いている分には、このスピーカーのツイターの良さやウーハー部分の良さを感じるのですが、僕はBluetoothで音楽を聴く事が多く、その場合は純正ヘッドユニットのBluetooth通信そのものが低音質なので、スピーカーがビビってさえいなければ同じなのでは?と言う感じになってしまうのです。

まあ交換してみたから分かった事ですし、結果には満足なので35GTRのピュアエディションのフロントスピーカー交換はお勧めです。
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2022-07-30.
GRハチロクにロールバーを装着中。
GRハチロクにロールバーを装着しています。

最近はロールバーを装着する方がぐっと減ったのですが、それでもたまに硬派な方はおみえで、灼熱の中装着しています。

今回装着しているロールバーはダッシュ貫通式で2名乗車のものなのですが、2名乗車タイプは、リアの座席部分の内装をすべて取り外して装着する事が多いのですが、今回は内装を残すと言うオーナーさんのリクエストなので、装着の難易度と時間は爆上がりです。

これが自動車メーカーの特装車なら、型紙が用意されていて内装の穴開けは正確かつ素早く行えますが、社外品の場合は型紙が無いため、ロールバーを組み立ててはばらすを繰り返しながら、少しづつ穴を大きくしていくしかなく、とても大変な作業となってしまうのです。

あと、今回装着のロールバーは内装とバーの隙間が少ないため、ロールバーパッドを巻いた後の内装の装着がとても大変です。

シコシコとやっていくしかないのですが、Ituneから重複した1万曲を消していくような作業なので(分かる方います??)、休憩を取りつつ頑張っております。
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2022-07-24.
RCF用車高調はまずまずの仕上がりです。
レクサスRCF用の車高調の第一弾が仕上がりました。

オーナーさんが以前乗っていたマークXから流用できるものは流用したので、新旧パーツが入り混じっていますが、形になりましたし、減衰力の設定もうまくいったと思います。

ノーマルよりも無駄な微振動が無く仕上げる事が出来たので、22kと言う固いばねを使いながらも上品な乗り味を確保できました。

サーキットを走る事を考えるとリアのばねはもっとレートアップしたい感じです。(個人的にはフロントのばねもですが)
ただ、その場合はばねの自由帳が短くなるため、今使っているリアのスプリングアジャスターではなく、角度が付くような少し特殊なアジャスターを作る必要があるので、フロントを落としてアンダーを解消するか悩んでいますが、まあサーキットを走ってもらってからの次のステップで考えたいと思います。(問題先送り…)
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2022-07-17.
ポルシェ911 991型の脚とブレーキ制作。
ポルシェ911 991型の脚とブレーキ制作をしております。

ポルシェと言えど、ノーマルの脚ではサーキット走行は姿勢変化が大きく、楽しく乗れませんので脚を見直す必要があります。
特にこの車両は4WDの4Sなので、ノーマルではアンダーステアも強く苦労するので、脚の見直しは重要です。

991は前後のトルク配分を電子制御しており、ブレーキング時やコーナリング時に4WDになりますので、RRのポルシェより4WDのポルシェの方が、扱いやすく仕上がるのでは?と思っています。

今回はサーキット向けセットなのですが、高速道路用にセットアップしたら、ドライサンプエンジンの低重心+4WDは無敵感ある仕上がりになると思います。

RRより刺激は無いので好みは分かれるのかもしれませんけど。
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2022-07-09.
レクサスRCFの車高調を進行中
サーキット仕様のマークxに装着されていた弊社製車高調を、レクサスRCF用にリメイクしています。
骨折から1ヶ月ようやく物をつかめるようになったため再開です(苦笑)

フロント用のばねを変えようかと思いましたが、コロナ&戦争で届きそうにも無いのでマークXに使っていたものを流用しました。

減衰力は真面目に悩みましたが、純正の減衰力、社外品の減衰力を参考にし、輪荷重やレバー比、タイヤサイズなどを加味し決定しました。
この車、実はノーマルの減衰力がかなり高いのですが、うまく接地性能を引き出せていない感もありますから、フロント圧側はノーマルよりも大幅に上げましたが、伸び側はピストン速度によっては下げてバランスを取っていきました。

この辺のトータルバランスは走らせてから煮詰める必要がありますから、現時点では計算から割り出し、破綻しない程度にセッティングします。

一発目でもノーマルよりもダメという事は無いと思います(苦笑)
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2022-07-03.
BMW 135iにAPレーシングを装着しました。
BMW 135iは1シリーズの車体に、3リッター直6ターボエンジンを搭載したスポーツモデルで、確か市販のBMWで初めて対向ピストンキャリパーを装着したモデルでした。
ただ、その対抗ピストンキャリパーも純正品ですからやはり熱には弱く、この度APレーシングのキャリパーへ交換する事となりました。

今回使用したキャリパーとローターは下記のとおりです。
・フロント
APレーシング PRO5000R 6POTキャリパー
ガーランド 2ピースローター 365mm

・リア
APレーシング PRO5000R 4POTキャリパー
ガーランド 2ピースローター 355mm

パッドは前後共にエンドレス タイプR

パワーアップしてある車両なので、このレベルのブレーキシステムでも大型サーキットではぎりぎりですが、オーナードライバーさんはミニサーキットやジムカーナもなさるので、少し小さなローターとしました。

ギリギリと言っても富士の走行会レベルなら、ペダルフィールすら変わらず走り切れる性能は持っていますよ。
個人的には富士あたりを10周は前回走行できるブレーキでないと怖いように思います…。
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2022-06-27.
R32GTRにAPレーシング ラディカル2キャリパーを装着しました。
今見ても最高に格好の良い車、そして個人的なあこがれの強い車が「R32GTR」です。

今日はそんなR32GTRに、APレーシングの最新のストリート対応キャリパー「ラディカル2 4POT」を装着しました。

ラディカル2は、APレーシングの中では初期制動が強かったラディカル1の上位互換としてリリースされたキャリパーで、初期制動重視ではなくAPレーシングらしい「ジワリとリニアに効く」ブレーキフィールとなりましたから、性能は当然良いとして、ストリート走行をするうえでダストブーツやパッドのカタカタ音防止ばね等が必要とお考えの方には、お勧めできるキャリパーに進化しました。

ジワリと効くという事は、多くの場合キャリパー剛性が高いという事が言えますが、このキャリパーもさすがAPレーシングと言える剛性を持ち合わせていますから、サーキット走行でも心強い相棒になってくれます。

R32GTRのブレーキのアップグレードをお考えの方にお勧めできるブレーキキャリパーです。
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2022-06-19.
全日本ラリーに出走中のGRヤリスのリアにAPレーシングのキャリパーを投入。
全日本ラリーにGRヤリスで参戦中の「HYOMA選手」のマシンに、APレーシングをリアブレーキを投入してもらいました。

今回投入していただいたリアのシステムは下記のとおりです。
・APレーシング リア専用4POTキャリパーCP5147
・ガーランド 335mmー24mm厚2ピースローター

本来なら最新型のPRO5000Rhttps://deck-japan.co.jp/products/?DOC_NO=20200417131747&ACTION=DETAILを投入していただきたかったのですが、お恥ずかしい話ですが私たちは完成品在庫を持っていないので、在庫があった中古のCP5147キャリパーを投入していただきました。

フロントは?と言う疑問が浮かぶと思いますが、フロントはすでにブレンボのレース用が355mmローターと共に装着されており、リアはノーマルのキャリパーとローターと言う状況で、その状態でのブレーキの持ちやバランスが悪いという事が今回のご相談の入り口でした。

私たちはGRヤリスRZの前後ブレーキバランスは良くないと常にお伝えしていると思いますが、ラリー走行においてもそれは同様です。
前後バランスが良くなければブレーキは、制動距離も延びるばかりか、オーバーヒートしやすくなりますし、何よりも運転して楽しくありません。
サスペンションを変える際、前後のスプリングレートや減衰力、アライメントなどに気を配るように、本来はブレーキをチューニングする際にも同様の気配りが必要だとデッキでは考えています。

ここから先は「HYOMA選手」のコメントをコピペします。
現役ラリー選手の生の声は、GRヤリスのブレーキにお悩みの方々のご参考になると思います。

テスト段階では、リアが大きくなった事から全体的にストッピング力があがる事が出来ました。
先日全日本ラリー第5戦モントレー群馬に出場してまいりました。
SS2のギャップでフロントダメージでリタイアしてしまった為、ロングドライブでの報告はまだ難しいです。
コントロールがしやすく、車速を落とすスピードが早まっている事から、もう少し新入速度を上げられたのではと思っております。
ここ最近でのラリーでは前のGRヤリス勢とのタイムが縮まりました。

GRヤリスで本格的スポーツ走行をする場合は、前後キャリパー、ローターを大きく、厚くする必要があると大変感じます。
純正は大きく見えるので、私もそうでしたが、最初はこれでいけるだろうと思う人が多いと思います。

3.5km以上の距離でボロが出始めますので、GRヤリスにてスポーツ走行する方にはキャリパー、ローターを前後で交換してする事は必須かもしれません。
フロントだけでも行けますが、10km超えるとリアも難しいでしょう。
また、前後キャリパー、ローターを大きくする事でピストンパランスもとれるので制動力、ブレーキタッチフィールはだいぶ変わりました。
ラリー前のドタバタの中で、良いリアキャリパーに出会えて良かったです。
ありがとうございました。
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2022-06-17.
ND5ロードスター 定期メンテナンス
最新車種だと思っていたNDロードスターも初期型だとすでに7年前の車です。
当然、各部に経年劣化が見られますし、特に今回の車両は13万キロも走っているだけに色々な不具合が見つかりました。
また次の車検までに約4万キロ走る事から、そこを想定しメンテナンスを行いました。

メンテナンスは、新車状態を維持するのか、経年劣化を許容するのかで内容が大きく変わります。
新車状態を維持するメンテは、正直お金のことを考えると、新車が入手できる車で乗っている個体に価値を見出さないのなら、ある程度のところで新車に乗り換えた方が良いですが、乗っている個体に愛着などの価値を感じている場合は、メンテナンスを行い状態を維持する必要があります。

今回は個体そのものに愛着をお持ちの方なので、新車状態を維持とまではいきませんが、そこそこ大規模にメンテをする事になりました。
幸せな車ですね。

ブレーキからクラッチ関係、ドライブシャフト等のブーツなどなど、ゴム類をメインにパーツ交換をし次の車検に備えました。
次の車検ではオルタネーター等の電装系を一式交換したいですね。
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2022-06-13.
F4のテスト走行を見学させていただきました。
ファーストガレージさんのF4のテスト走行を見学させてもらいに鈴鹿サーキットに行ってきました。

F4はフォーミュラーカーと言われるレーシングカーで、FJとF3の間に位置するカテゴリーです。最近ですと現役F1ドライバーの角田祐樹選手が走っていて、ステップアップの登竜門レースとも言えますね。

FJと比較するとどちらかと言えばF3に近く、マシンの作りも本格的で「ガチ!」な匂いがプンプンします。

フォーミュラーカーの走りは圧巻で、セッティングが決まらない状態でも物凄いコーナリングスピードと加速でした。
加速だけなら35GTRのチューニングカーの方が上かもしれませんが、コーナリング速度が速くて驚きますね。

日曜日だったので走行台数も多くとても賑やかで楽しい一日でした。
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2022-06-08.
レクサスRC-Fの車高調の制作開始。
レクサスRCFの車高調の制作を開始しました。

車高調をイチから製作するのは実は結構大変で、各サスペンションアームが正確にストロークする範囲や、アライメントの変化等も調べていかなくてはいけません。

まずはノーマルサスを外しこれらをチェックするのですが、RCFはノーマルを外すのも一苦労で、メカニックが四苦八苦しているのを手伝った僕は指を骨折してしまいました…。

骨折にもめげず各種データーを採取しましたが、骨折中はショックを組み立てられませんから困りました…。

骨折はさておき、RC-Fはかなりストリート向けの車なのでビシっと決める事が出来たら結構面白そうです。
ノーマルの脚は読み通り、コーナリング中はほとんどバンプストップだけで走っていて、バネレートも高くないので、メインばねレートを適正数値にするだけでグッと良くなる事が想像されますから上り幅は高そうです。
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2022-06-04.
レクサスRCFにAPレーシングを装着しました。
トヨタの最上級スポーツカー「レクサスRCF」にAPレーシングのブレーキを装着しました。

この車両も最近の自動車メーカーの流れで、リアブレーキをつまむ事で姿勢制御しますので、ブレーキをかけながら姿勢制御が介入した際に、リアがロックしないようかなりの前効きになっていますし、そもそもノーマル車両は事故の際に側面衝突を避け、正面からぶつかるよう前のブレーキを強めとしていますから、ノーマル時のバランスよりリアブレーキはかなり強く効かせたいです。

という事で、フロントはノーマルのブレーキローター直径そのままの380ミリとしました。380mmなら良程度の中古ローターがあったのも選択の理由の一つです。
ただ同じ直径ながら熱容量を稼ぐためにローター厚みは2mm厚くしました。

リアは20mmサイズアップし365mmとしつつ、ローター厚みは4mm厚くし32mmとしました。
またGTRなどに使用する4POTよりも、キャリパーのピストンサイズを大きくしキャリパー側でも効きを増す作戦です。

本当ですとブログを書いている時は装着時なので、結果にドキドキするのですが、今回はサーキット走行後で結果が分かっているので気が楽です。
気が楽という事はこのバランスで大正解だったという事ですね(喜)
リアが沈み込むように効き、かつペダルフィールも高フィールを確保できました。

後嬉しい副産物がありました。
ローターを厚くしたり、大きくしたりしながらも、ノーマルよりもブレーキシステムとして大きな軽量化が出来たのです。。
フロントに至っては、なんと片輪7kgにも及びます。
当然、走りも激変し、バタついていたノーマルの脚はしっとりしましたし、車の動きが明らかに軽くなって乗るのが楽しくなったくらい変わりましたから、RCFにブレーキ交換はいろいろな意味で価値がありますし、この車はばね下を軽くすることで大きくキャラクターが変わる事も分かり有意義でした。




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2022-05-28.
NA6ロードスターのパーツも今や高いですね。
NA6ロードスターのフロントハブを交換しました。
安く楽しいと言うロードスターも、NA型に至ってはフロントのハブが1個4万円もするため、メンテナンス費用としてはND型の方が安いくらいです。

NAロードスターは、運転して楽しい名車中の名車ですから、少々パーツが高くなっても魅力は消えませんが、財布は軽くなってしまいますね(苦笑)
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2022-05-22.
ポルシェ911 991後期型のエアクリーナー交換
ポルシェ911 991型はエアクリーナー交換も、バンパーを外す必要があり一苦労です。
ただ、その甲斐あってと言いますか、こんなエアクリーナーだからバンパーを外さないといけないのか、ものすごい大きなエアクリーナーが装着されています。

これなら吸気抵抗はほとんどないと思いますから、やっぱりポルシェは性能重視ですね。
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2022-05-15.
BMW M2コンペティションにシャーマーのリアウイングを装着。
BMW M2コンペティションにドイツのチューナー「シャーマー」のリアウイングを装着しました。

M2はBMW最後のマニュアルミッション車両になるのでは?と言われている車でもあり、コンペティションはMパワーS55エンジンを搭載するなど、本物の「M」感にあふれた車ですし、
今となっては小さいとすら思えるボディーの大きさも魅力ですから、最近は国産車から乗り換える方も多くなりました。

そのM2コンペティションに、ブレーキングでの安定性を出すためにリアウイングを装着しました。
ドイツ車なので、やっぱりドイツメーカーのものに惹かれますよね。

装着した感じは思っていたよりも小ぶりで、純正品と言われても違和感がないくらいすっきりとしています。
まさに羊の皮をかぶったオオカミ的なウイングでBMWには似合ってます。
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2022-05-14.
フェアレディZ33 380RSニスモのバンパースムージングとナンバーステー。
フェアレディZ33 380RSのバンパーをパテ埋めをしてスムージングし、ナンバーステーを作りました。

380RSはナンバーを外しても、プラスチックのナンバーフォルダーがバンパーに残ります。サーキット走行でナンバーを外した際、格好悪く、空力も悪いという事で、ノーマルのプラスチックナンバーフォルダーを取り外し、開いた穴をパテ埋めし再塗装しました。

ただ、それだけですと公道を走行する際にナンバーが付かないので、ナンバーステーをワンオフしました。

ステンレスをレーザーカットしたので錆にも強く安心です。
ただ見積もり間違えました…すごく大変で赤字です…。
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2022-04-24.
FD3Sのエアポンプに小さなエアクリーナーを装着。
FD3S RX7にARCのスポーツエアクリーナーを装着する場合、エアポンプのカプラーを外し動作させないようにすると説明書には指示がありますが、そうすると触媒は正常作動しませんし、インマニに装着されている一方弁も故障しますので、エアポンプが動作をさせておくのが良いのです。

しかし、ARCのエアクリーナー側にこの配管がつながる部分が無いため(正確にはメクラされている)、ポンプ内にゴミが入らないようにこういった小さなエアクリーナーを装着しました。

ARCのエアクリーナーと偶然にも同じ色で少しテンション上がりました(笑)
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2022-04-14.
ミツビシ GTO用キャリパーブラケット
ミツビシGTO用のキャリパーブラケットを設計しています。

GTO用パーツの新規設計をするのは少なくとも10年以上ぶりなので、各部の注意点はすっかり忘却の彼方ですから、寸法等を確認しながら慎重に設計しています。

GTOは今でもたまにオーダーをいただく車種なので、根強いファンがいる事を感じる車です。
いつまでも乗り続けて欲しいです。
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2022-04-13.
ロードスターの内装の掃除。
ロールバー装着前に、ユーノス ロードスターの内装を掃除しています。

ホースがつながっている部分は燃料タンクなのですが、ここは実は屋外なので本来はパッキンが付いたふたが付いていますが、この車両にはついていなかったため、タンク上の内装が極めて汚かったです。

その他にも元々付いていたロールバーの防水処理が甘く、フロアマット等もかなり汚い状態です。

これは内装自体を交換した方が良いかもしれませんね…。
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2022-04-10.
FC3S RX7のリアビックローター
随分と久しぶりにFC3S RX7用のリアビックローターキットが売れました。
そして買ってくださった方が装着写真を送ってくださったので、ご紹介します。(かっこよく作れたよ自慢とも言います)

発売当時はフロントの対向4ピストンキャリパーを装備し、最高クラスのブレーキを誇っていましたが、今となってはストリート走行でさえ弱いと言わざるを得ないFC3Sのブレーキなので、強化をしたい!となりますが、リアキャリパーにパーキングブレーキが内蔵されているため、リアキャリパーをAPレーシング等に交換するのはハードルが高く、リアキャリパーはノーマルのまま大型ローターとし、それに合わせてフロントの強化を行うと言うのが現実的な流れになります。

今回おつくりしたのはリア用の310mmローターで、このサイズですとフロントも310mm程度のローターと4POTキャリパーがマッチング良く、沈み込むように効くブレーキとする事が出来ますし、このくらいのブレーキになると怖い思いすることなく、今車のようなブレーキになります。

FCは大体前後同じくらいのローターとするとブレーキの前後バランスが良いので、フロントを330mm程度とするなら、リアも330mmくらいにすると良いです。
それらもワンオフで制作可能ですから、興味ある方はお声かけください。

このキットのページはこちらです。
https://deck-japan.co.jp/blog/?DOC_NO=20200720164417&ACTION=DETAIL
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2022-04-09.
Z33 380RSのニスモ製オイルクーラー
フェアレディZの泣き所である油温対策のため、ニスモ製のオイルクーラーを装着しました。
さすがメーカー直系のブランドの製品だけあって、導風板もしっかりしていますし、オイルクーラー本体の設置位置も自分が考える範囲で最良のところに設置されています。

オイルクーラーのコア自体もかなり大きく、3.8Lエンジンにも十分対応できるものになっています。

値段が高いとの声も聞かれますが、個人的にはこの作りであればむしろ安いとすら思ってしまいます。導風板なにそれ?みたいな商品も多いですから…。
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2022-04-03.
Z33 380RSニスモのLSD装着などなど
Z33 380RSニスモにLSDを装着したました。

後輪駆動の車両でスポーツ走行する場合、最も重要なパーツだと個人的に思っているのがLSDです。
街乗りだけですとチャタリングのガチャガチャ音がうるさいので装着を悩みますが、サーキット走行をするとなれば脚よりも欲しかったりします。

今回はサブメンバーも同時交換しました。と言いますのもサブメンバーのゴムマウントが部品だけで出ないので、マウント交換をしたい=サブメンバーごとになってしまうからです。
日産め〜と思いたくなりますが、380RSでも2007年式なので、その年式の車のパーツが出るだけ感謝しないといけないのかもしれません。

しかし、Z33は作業性悪いです…。
作業は時間がかかりますね(苦笑)
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2022-04-02.
リア用2ピースローターと3ピースローターの違い
お客さまより、リア用2ピースローターと3ピースローターの違いについてご質問をいただきましたので、こちらのブログにてご説明します。

リア用ブレーキローターで2ピースと3ピースが存在するのは、デッキ製の場合は駐車ブレーキにドラムブレーキが用いられている車両のみとなります。
GTRやフェアレディーZ、BMW M4、GRヤリスと言ったところが最近の主力車種です。

FD3SやS2000、アルピーヌA110といった、リアキャリパーに駐車ブレーキシステムが組み込まれている場合は、2ピースのみとなります。

2ピースは主たる構成部品が「ローター」と「ベルハウジング」のタイプ、構成部品が2点なので2ピースとよんでいます。

3ピースは「ローター」と「ベルハウジング」に加え、「ドラムリング」と言う駐車ドラムブレーキのシューが当たる部分の部品を組み合わせたものになります。
この写真のパーツですね。

通常フロントに使う2ピースローターは、ベルハウジング部を軽量化のため鉄ではなくジュラルミンにて製作します。
ジュラルミンは鉄に比べ強度は落ちますが、面積比の重量では1/3のため、同程度の強度を確保した場合は鉄より軽くすることが可能だからです。
自動車部品は同じ性能なら軽ければ軽い方が良いとデッキでは考えています。

しかし、パーキングドラムのシューあたり部分をジュラルミンとしてしまうと、シューの方が強い素材の事が多いため、シューではなくドラムが減ってしまう可能性があります。
ドラムが減ってしまうのはベルハウジングが減ってしまう事となるため、最悪はベルハウジングが破断しローターが分離してしまい危険なので、ドラムシューとの接触部分はスチールもしくはシューよりも高強度の素材とする必要があります。

ベルハウジングをすべて鉄とするのが簡単で、R35GTRのリアなどはベルハウジング全部が鉄製ですが、そうなるとベルハウジング部分が重くなるため、なんとか軽く出来ないか?と考えられたのが「3ピース構造」です。

フロント用2ピースローター同様にベルハウジングはジュラルミンとし軽量化を図り、シューの接触部分のみスチールとする事で、軽さと駐車ブレーキによる弊害を最小限としています。
結果、2ピースローターに写真のドラムリングが組み合わさるため「3ピースローター」とよんでいます。

GRヤリス用リアビックローター330mmで比較しますと、2ピースに対し3ピースタイプは約600g軽量化となっております。
この600gの軽量化が不要であれば、2ピース スチールベルハウジングタイプで良いという事になりますね。

また3ピースはジュラルミンベルハウジングとなるため、もしフロントをデッキ製キットとした場合、前後でローター部分の見た目が同じになると言うメリットもあります。
見た目も気にしないという事でしたら、2ピースの方が良いと言えます。
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2022-03-27.
Y51フーガにブレンボキャリパーを装着中 リア編
日産 Y51フーガに、ブレンボキャリパーとローターを装着中です。

今回はローターベルハウジングとブラケットを制作させていただいておりますが、ベルとローターを組み込んだところ、少し振れが大きいのでローターを面研しました。
新品ローターでも稀に振れているものがあるので、つねにダイアルゲージ等で振れを確認し状況に応じて、組み替えたり面研したりして使うようにしています。

残すはフロントです。
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2022-03-21.
R32 GTRの脚のセッティング
R32 GTRの脚のセッティングをしております。
脚のセッティングと言っても、いつものダンパーを分解しシムを交換して減衰力を変えるようなものではなく、車高やアライメントなどを煮詰めていく作業です。

この車両にはオーリンズの全長調整タイプが付いているので細かくセッティングする事が可能です。

まずはジャッキアップして伸び側ストロークを確認すると、前の方が後ろよりも伸びてきます。
これは4WDとは言えFRベースのGTRでは少し問題に思います。もちろん「こうしたいからこうする」という確固たる計画があれば別ですが、一般的にはリアの伸びストロークを多くとった方が良いと思います。

今回、調べていくと前より後ろにばねのプリロードが多くかかっていたため、このようになっていることが判明しました。
で、前後とも「このくらいかな?」と言うプリロードに合わせ、車高を調整してみると、きちんとリアの伸びストロークを多くする事が出来ました。
たったの10mmくらいの事ですが、これがリアのトラクション抜けを抑制してくれます。この思想を極端にしたのがヘルパースプリングですが、個人的にはリアに入れるのはあまり好きではなく、メインスプリングレートやダンパーストロークで前後のストローク比を調整する方が良いと考えています。

また少し車高が落ちすぎなのと、テスト走行してみるとアンダーステア傾向なので、フロントは元より5mmアップ、リア車高は10mmアップとしました。

またアッパーマウントはノーマルのようなゴムを使うタイプなのですが、スプリングの動きに対しショックアブソーバーの動きが遅れたり追従しないため、今回のようにバネレートが高くなっている場合はピロアッパーの方が望ましいと思います。
とは言え、今回の任務は現状の脚での合わせこみなので、最適解を見つけるべくプリロードや車高を合わせていきました。

後はアライメントを調整し、最終調整を行い終了です。
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2022-03-18.
デッキに畑野自動車さんのアルピーヌA110が来た。
デッキに畑野自動車さんのアルピーヌA110の開発車が来ました。
当面ブレーキの開発をしていく予定ですが、畑野自動車さんのご厚意でテスト走行させていただけることになりました。

車両はアルピーヌA110ピュアになります。
全くのノーマルと言う事だからかピュアがそうなのか、乗り心地は結構良いように思いました。
結構ぽよんとした動きがあるので、個人的にはもっとハードと言うか車体の収束を早くしたい印象です。
Sはもっとビシっとしているのかもしれないと思いスペックを見ると、思った通りピュアよりもかなりバネレートが高く、これくらいならスポーツカーぽく走りそうです。

フロント:ピュア3kg S4.7kg
リ  ア:ピュア6kg S9kg

ただ、残念なのはSではスタビも固められている事で、スタビが強い車があまり好きではない自分はSのダンパー+バネにピュアのスタビが良いのでは?と想像しました。もちろんSに乗ってみないと効き過ぎかは分かりませんが、ピュアでもスタビ効果ははっきりわかるレベルなので個人的には「これ以上固いスタビは…」と思ってしまいます。

A110のサスペンションは前後ダブルウイッシュボーンで、テスト走行した感じですと基本ジオメトリはかなり良いので、なおさらスタビを張る事で起きるであろうバタバタとした感じになるのはもったいないと思いました。

ただ、ノーマルのアライメントはあまり良いとは言えず、ひらり感を演出しているのだと思いますが、これではNDロードスターのノーマルの演出を変わらす、多くの方がひらり感と言うより「ステア剛性の無さ」と感じてしまうように思います。

また、ピュアは終始アンダーステアなのでミッドシップと言う感じはあまりないです。安全なのかもしれませんがもう少しミッドらしさがあっても良い気がします。

簡単にアライメントを確認すると、
フロント:キャンバー ー0.2度 トーはアウトに少し
リ  ア:キャンバー ー1度少し トーがインに7mmくらい
だったので、アライメントをいじってやるだけでもかなり良い感じになると思います。
特にフロントのトーアウトはやめたいところです。

ブレーキは今時よくやった!と言いたくなるくらい前後バランスはリアよりです。ただ効き自体は今時のスポーツカーと考えると「むむむ」と言う感じですし、メガーヌ2RS時代から使っている古いフロントキャリパーなので、かちりとしたフィーリングももう少し欲しいところです。

なので、
・前後ノーマルサイズ2ピースローター
・フロントのみ少し大型化したローター
・フロントAPレーシングキャリパー+大型ローター、リア大型ローター
の3パターンでブレーキを攻めてみたいです。

ノーマルで割とリアよりのブレーキなので、フロントのみ少し大きなローターと言うのもストリート+ライト峠なら良い気もします。
峠ガチなら、ビックローターよりノーマルサイズ前後でパッドと共に行くのもアリです。

サーキットガチや絶対的な安心感やフィーリングを求めるなら、やはりAPレーシングの流れに思います。別次元に良くなりますからね。

あとこれは畑野さんが解決してくれると思いますが、ピュアは想像するより速くないです…。
ライバルと言えるアルファ4C、ポルシェケイマン、国産ならZ34などと比較し一番遅いです。
一言で言うとロードスターの上位互換と言う感じですね(苦笑)

ただ先にも書きましたが、畑野自動車さんがECUチューンを開始していますので、それが完成すればピュアでもSかそれ以上のパワーをGETできますので、そうなってくるとがぜん楽しくなってくると思います。

色々と悪い事も書きましたが、僕も購入を真剣に検討しているくらい楽しくて良い車です。
ただ僕の資金力ではSには予算が届かないので、畑野さんのECUが完成した時点でのピュアを狙っています。
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2022-03-12.
デッキにもGR86がやってきました。
デッキにも話題に最新車両「GRハチロク」がやってきました。

大きな改良点と言えば、エンジンが2Lから2.4Lになってトルク不足を解消してありますし、その他ZN6型86のウイークポイントをつぶしたとされているだけに期待大の車です。

先ずは足回りやブレーキをと考えていますが、今日はノーマルの段階で各部をじっくり観察してみましたが、旧型とGRでは空力の進化が大きい事を発見しました。

かなり丁寧に空力の処理をしており、旧型と比較してエアロパーツに交換した際の効果も大きくなっており、とても嬉しいポイントだと思います。

今後、じっくりと質感高いチューニングカーに仕上げていきたいと思います。
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2022-03-11.
Z33ニスモにAPレーシングのPRO5000Rを装着
Z33ニスモにAPレーシングのPRO5000R 6POTキャリパーと、ガーランドレーシングローター355mmを装着しました。

車両がデビューした当時はまあまあの性能を誇っていたブレンボキャリパーも、今となってはブレーキ性能が足らないと言っても良いと思います。
そこで今回は、キャリパーをAPレーシングのPRO5000Rの6POTキャリパーにし、ローターは355mmの36mm厚へと大幅にアップグレードしました。

このキャリパーはレース用だけあってパッドも25mm厚と厚く熱容量もたっぷりですから、サーキット走行をはじめとするハードなスポーツ走行でも安定した性能を発揮してくれます。

Z33と言う車は前だけブレーキを大型化するのが良いと言う話を聞きますが、試運転してみると前ばかり効くので、ABSの誤作動を抑えるパーツを投入し、リアもフロントに合わせたものにした方が良いと思います。
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2022-03-03.
Z33のターボ化は冷却性能との戦い…。
Z33をターボ化するためにはインタークーラーを追加する必要がありますが、インタークーラーをラジエター前に設置すると、ご覧のようにラジエター前の空きスペースはほとんどなくなってしまいます。
インタークーラーでラジエターを半分隠してしまうと、ノーマルラジエターでは水温が厳しくなるので、ラジエターを大型化して水温対策するとして、ただでさえ油温が高いこの車はエンジンオイルクーラーを追加する事が必須なのですが、もうオイルクーラーを置く場所がありません…。

エアコンレスならラジエター前にあるエアコンコンデンサーを外せるので、ターボ化するならエアコンをあきらめるのがベターかもしれませんね。

もしくはバンパーのタイヤ前部分にダクトを設けて、オイルクーラーをタイヤ前に設置するかなのですが、その場合はバンパー内、エンジンルーム内のエアーの流れが変わるため、かなりキチンとしたダクトを設置する必要があるため大変です。

もしくは何と言うのか正式名称が分かりませんが、ボンネットのキャッチャーが付いている細いフレームを切って、ラジエター、インタークーラー、オイルクーラーをすべて斜めに重ならないように設置するかですが、それはそれで大仕事になりますから、どう転んでもこの車のターボ装着は大変ですね(苦笑)
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2022-02-27.
スリット本数の変更 カーブ24本
今日はローターのスリット加工をしています。

通常355mm直径のローターは、カーブ型スリット12本組が基本としていますが、写真のように24本とする事も特注で承っております。

スリットはサーキット走行ですと多ければ多い方が、効きもブレーキフィーリングも良くなりますので、以前GT300マシンでは48本までやった事があります。

ただ、スリットが増えるほどパッドとローターの摩耗は激しくなるため、48本は予選では良いものの、レース本番ではパッドの摩耗からフェードしやすくなるため、24本で落ち着いたことを思い出しました。
パッドやローターは厚いほど熱に強いので、摩耗して薄くなるとフェードしやすくなりますし、オーバーヒート気味で使うと摩耗も一気に進むので、あまり減った状態で使うのは望ましくありませんから、レーシングカーは常に新品を使用するのです。

一般的なサーキット走行、その他ストリート走行を考慮すると、12本スリットはかなり良い結果を生んでくれますが、摩耗を無視するのでしたら、24本や48本スリットは性能面ではおすすめです。
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2022-02-25.
VWゴルフ5 VR6のブレーキメンテナンス
ゴルフ5 VR6のブレーキメンテナンスをしております。

高性能ブレーキでも経年劣化はするため、定期的な点検、メンテナンスは性能を発揮し続けるうえでとても重要です。

今回はキャリパーの点検、フロントローターの交換、前後パッドの交換をさせてもらいました。

これでバリっと性能を維持してくれると思います。
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2022-02-22.
VWゴルフのリアにAPレーシングの4POTキャリパーを装着。
VWゴルフはパーキングブレーキ内臓のリアキャリパーを採用しているため、ノーマルキャリパーを外しAPレーシングなどのリアキャリパーに交換すると、パーキングブレーキが無くなってしまいます。

車検に通らないのはもちろんの事、パーキングブレーキが無いのはとても不便なので、リアブレーキのアップグレードをしようとすると、多くの場合はローターだけを大型化するビックローターとなると思いますが、ノーマルキャリパーの性能が上限性能となってしまうため、さらなる高性能をと考えた場合はリアキャリパーの交換をしたくなります。

そう言った場合、写真のようなパーキング専用のキャリパーをメインキャリパーとは別に装着する事で、高性能なブレーキとパーキングブレーキの両立を図る事が出来ます。

キット化をしているわけではなく、すべてワンオフ製作になるため、時間も費用もかかりますが、こうする事でリアブレーキの性能を一気に高めることが出来、結果フロントにさらなる高性能なブレーキの投入が可能になります。

ゴルフだけでなく、リアキャリパーにパーキングブレーキが内蔵されている車両すべてに当てはまってきますので、サーキットユーザーの多いFD3SやS2000などは、今までにないレベルのブレーキを構築する事が出来ますよ。
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2022-02-06.
NCロードスターのハードトップ装着と幌の取り外し
NCロードスターへハードトップトップの装着と破れている布幌の取り外しを行いました。

ロールバーが装着されている車両のなので、まずはロールバーを取り外していくのですが、この車のロールバー取り外しはかなり手ごわく、それだけで1日が過ぎ去ってしまいました。

また幌の車両から取り外しもかなり大変でした。
純正のロールフープや内装をばらし、ようやく幌にアクセスできたかと思うと、なんとロールフープやシートベルトを止めている枠と幌の起点部は溶接によって固定されており、枠から幌の骨組みだけを外す事が出来ません…。

かと言ってロールフープをつけないと内装パネルが取り付けできませんから、なんとしてでも枠?ステー部は必要です。
しばらく考えましたが、幌をASSYで頼むとこのステーも一緒についてきますから、今回は起点部の溶接を外し幌を取り外しました。
幌は破れているのでこれを使う事はないですし、最悪は溶接してあった部分のカラーを切削で作ればなんとかなりますから。

幌も外しロールバーも固定し、さあハードトップをつけて終わりにするぞ!と思ったら、ハードトップの固定部を手で押さえておかないと、こっちが収まったらこっちが浮くと言うようになってしまいハードトップがうまくつきません…。
脱着式ハードトップあるあるなのですが、ハードトップを立てかけて保管していると、はっどトップ自体が歪んでしまい、このように装着が困難になるのです。
ただ、今回はたまたま来店されたお客さんがいたため、人力をお借りし無事に装着出来ました(タイミング最高)

個人的にロードスターがオープンに出来ないのは(きっと一人でハードトップの脱着は出来ない)無いのですが、スタイルとしてはハードトップ装着の方が好きと言う、自分的に大きな矛盾を持っているのがロードスターなのです(苦笑)
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2022-02-05.
FD3S RX7のパワステ交換
FD3S RX7のパワステラックを交換しました。

パーツの手配が私たちでは付かなかったのですが、お客さんが根性で見つけてきたパワステラック等の交換をしました。

パワーステアリングに限らず、ステアリングラックは経年劣化でギアのクリアランスが大きくなり、ハンドリングが悪くなりますが、昔の車はギアのクリアランスが調整できましたが、最近(FD3Sはおじさんにとっては最近なのです・・・)の車は調整する事が出来ないため、ガタが出た場合はラックごと交換となってしまいます。

また、その際はタイロッドやタイロッドエンドも同時交換した方が良いです。ステアリングのガタの多くの原因はタイロッドやタイロッドエンドのガタだからです。
なので本来はタイロッド等から交換や点検をし、ステアリングラックへと点検を移行するのですが、今回は古いためステアリングラックを変えよう!と言うところが出発点でしたから、ではついでにタイロッド等も変えましょう。となったのです。
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2022-02-04.
ジムニーに惹かれる今日この頃
最近、最も惹かれる車がジムニーです。普通車と同じエンジンを積むシエラも良いですね。

現行モデルはすごく人気があるので、ひねくれものの僕は旧型に魅力を感じますが、数も少ないので買うなら現行と言う事になるのでしょうね。

ここまで、山いくぞ!感はいらないですが、さらっと乗れるジムニーは1台欲しいところです。
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2022-01-30.
ホットバージョンに登場したGRX133マークXの最後の試運転
ホットバージョンに登場したGRX133マークXですが、オーナーさんが次の車に乗り換えるため車両を売却するという事で、サーキット仕様の状態で最後の試運転をさせてもらいました。

この車はチューニングした本人が言うのもなんですが良く出来ていると思います。

サーキット仕様のため22kというハードなスプリングですから、ストリート走行のギャップでそれなりに入力がありますが、ノーマルのR35GTRの方が鋭い入力と言えますし、乗り心地が良いというチューニングカーでありがちな「ぽよんぽよん」とした感じもなく、しっかりとした接地感と剛性感がありながら、大きな入力はうまくいなしていると思います。

それでいてシャープなハンドリングなのはサーキット仕様ならではですが、ストリート走行主体というなら少しシャープすぎるとは思いますから、ストリート主体ならネガティブキャンバーはもう少し減らし、バネレートももう少し落として、良い意味でまったりするようにした方が良い気がします。

ブレーキのバランスやフィールは流石にAPレーシングのそれで、弱く踏めば弱く効き、強く踏めば強く効くレスポンスの良いブレーキは、とても扱いやすく、サーキットはもちろん、むしろ効き方への要求が千差万別なストリートでも大きなメリットがあると感じますし、乗っていて楽しくなるポイントですね。

サーキットで通用するGRX133のチューニングカーを作らせてもらえたことに感謝です。
ありがとうございました。
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2022-01-29.
BMW Z4 G29 に、M8純正ブレーキを流用しました。
BMW Z4 G29型に、同じくBMWのクーペM8のブレーキを流用しました。

フロントキャリパーとローターは専用のブラケットを制作する事ですんなりつきますが、問題はリアで、G29は電動パーキングブレーキ装着型キャリパーのため、M8のキャリパーを装着しただけではパーキングブレーキが無くなってしまいますから、なんとかしてパーキングブレーキとしての純正キャリパーを装着するしかありません。

とは言え、最近の車(特にBMW…)は空いているスペースなどほぼなく、位置決めは「超」大変でした(苦笑)、各部のクリアランスは10mmは無いくらいなので、本当にギリギリ付けれてラッキーと言うレベルでなんとかツインキャリパー化に成功した感じです。

とは言え、実際に車両に装着させたら思いのほかカッコよく、そんな苦労も吹っ飛びました(喜)
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2022-01-25.
セリカ GT−FOUR RC ST185にAPレーシングのキャリパーが装着されました。
本当に長い間イギリスから来なかったキャリパーがようやく到着したため、早速セリカ GT−FOUR RC ST185に装着しました。
先日、キャリパー部分以外のパーツに関しては、きちんと交換、修理がなされているため、キャリパーキットの装着はさくさくと進行し、すぐに試運転をする事が出来ました(感動)

やはりAPレーシングのキャリパーは良いですね。
ジワリと効くのでコントロールしやすいですし、ペダルから足を離した時にキチンとブレーキが効かなくなってくれるのも特筆ものです。
多くの対向キャリパーは剛性が足りておらず、ペダルから足を離しても一瞬ブレーキを引きずるのですよね。

本当に長い間お待たせしてしまいましたが、無事にセリカ GT−FOUR RCに装着完了です。

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2022-01-23.
セリカ GT−FOUR RC ST185のブレーキパーツ交換
セリカGT−FOUR ST185型のブレーキパーツ交換をしています。

今から20年ほども前に、今は無き「アウトロー キャリパー」を装着した車両ですが、今もまだ乗っていてくださっているのです(感無量)。
ただ、キャリパー等のオーバーホールキットはすでに10年以上前から入手できませんし、今後の事を考えると継続使用は厳しいため、状態の悪いフロントキャリパーをAPレーシングのキャリパーキットに変更し、ティルトンのマスターはオーバーホールし今後に備えるのが今回の仕事内容です。

実はこの時点で、まだキャリパーがイギリスから届いていないので、マスターのオーバーホールから開始なのですが、、、大変でした。

配管は今にももげそうで、1本もげましたし、マスターのリザーバータンクからはガンガン液漏れしていたので、ここも交換しないといけませんし、マスターシリンダーを固定しているブラケット類はそのままでの再使用は厳しく修正が必要でした…。

20年前に丁寧に作ったつもりですが、溶接等で組み立てているとどうしてもそこが錆びてしまいますし、配管も同様です。

ただ、今回その辺の不具合は新品パーツで修理しましたので、今後また20年使っていただけると思います。
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2022-01-16.
アストンマーチン ヴァンテージは良いですね。
アストンマーチン ヴァンテージが脚のセッティングのために入庫です。

ノーマルの脚はツアラーを狙いすぎでかえって乗り心地が悪いのと、柔らかすぎで高速走行は怖いため、適度に固めてやると一気にポテンシャルを発揮するようになりますからお勧めです。

また、ノーマルは前後タイヤサイズが違うのですが、FR車両の鉄則で前後同サイズにしてあげると、これまた一気に走りが良くなります。
わだちで少々ハンドルがとられやすくなりますが、スポーツカーとしてアストンをとらえるなら許容範囲だと思っています。

FRレイアウト、ドライサンプ式エンジンによる低重心、トランスアクスルによる重量バランスの良さ、マニュアルミッションと、この車はスポーツカーとして最高クラスのパッケージなので、個人的に大好きです。(と言うか元マイカーです。コロナで…。)

後ろから見たこの車が好きなので後ろからの写真です(笑)
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2022-01-08.
E30 M3にAPレーシングのキャリパーを装着しました。
E30 M3のフロントに、APレーシングのPRO5000Rキャリパーと、ガーランド2ピースローターを装着しました。

16インチホイールを履いているためローターサイズは305mmと控えめですが、見た目の点で16インチは譲れないとの事でしたから、16インチと言う制約の中で最大効率のものを選ばせていただきました。オーナーカーの場合は見た目も重要だと考えています。

ただ、フロントのみこのくらいのブレーキが装着されると、少し試運転しただけでかなりの前効きとなり、ブレーキバランスは決して良くありませんから、今後リアもアップグレードする必要はあるように思います。

ブレーキは前後バランスが非常に重要なので、前後バランスについてはいつも悩みますね。
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2021-12-26.
FD3SにAF計を装着しています。
FD3SにAF計を装着しています。

AF計とはざっくり言えば燃料の濃さを見るメーターで、主にECUセッティングの際に使いますが、以前は100万円くらいしたAF計も、最近は正確に動作するものでも5万円くらいで買えますから、セッティングの際以外にもエンジンのコンディションチェック用途で装着するのも大いにアリです。

インジェクターも段々吐出量が落ちてきますし、各部の配管やホース抜けなどもAFを見る事で割と簡単に状況を知る事が出来ます。

ただ、装着はフロントパイプを外したり、ボスを溶接したり、コントローラーを設置したりと結構大変なので、エンジンオーバーホールのついでや、ECUセッティングをやる際に装着するのがお勧めです。
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2021-12-25.
ドイツ製のパーツはウイングの装着にしてもこだわりがすごいです。
ドイツのチューナー「シャーマー」のリアウイングを装着しようとすると、ねじ部分にカラーが付いていました。
錆錆ですし、国際輸送なのでねじが破損しないようにかな?などと考えていましたが、なんとトランク内の骨組みに穴を開け、このカラーを溶接しウイングステーをがっちり固定するためのモノでした。

となるとメッキがかかっていると溶接が出来ないため、表面処理なしも納得です。

最初はトランク固定部分の幅も狭いし、ダメなものなのか?と思いましたが、さすがドイツ製こだわりの逸品でした。
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2021-12-19.
マクラーレン 570Sのサスペンションセッティング変更
マクラーレン570Sのサスペンションセッティングの変更をしています。

マクラーレンはトラクションコントロールを切ってハードに攻めると、リアのリフトが気になるので、インリフトを抑え、峠やサーキットが気持ち良い脚にしつつ、ストリートをノーマル以上の乗り心地にするというコンセプトでスタートしたマクラーレンの脚ですが、自分で言うのもなんですが、予想よりも高次元でバランスし、フジのタイムも1分50秒を切れてくると欲が出てきて、少しサーキット寄りに振る事にしました。

サーキット寄りと言う事で、現状F10k、R14kのバネレートを、リアのばねをフロントに持ってきてF14k、R18kに変更し、ばねが固くなった分車高とダンパーのセッティング変更をします。

この変更でフジでのゲインは1.5秒ほど望めるため48秒台は見えてきますから、ナンバー付きのラジアル市販車としては最速クラスになってくれると思います。
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2021-12-18.
ホンダ S660のフロントショックはストロークの確保が難しいです。
ホンダS660のフロントショックは、ナックルからアッパーマウントまでの距離が短く、かつナックルのショックアブソーバー装着穴サイズが小さいため、一般的な直径のショックアブソーバーを穴に通す事が難しいので、理想的なストロークを確保するためにはすべてのパーツを新規製作する必要があり大変です。

例えば、フロントの1Gストロークが40mmのばね(約5k)を使おうとすると、35mm長さのバンプストップを使ったとして、40+35=75mmのアブソーバーストロークで1Gでバンプラバーに接触してしまうため、30mmの圧側ストロークを取るためには最低でも105mmのストロークが必要ですが、一般的な直径のショックアブソーバーではこの数値を確保するのはほぼ不可能で、数種類の車高調を確認しましたが、すべて60〜80mm程度の長さしかなく、1Gでバンプタッチしているものばかりでした。

対してリアのアブソーバーはすごく長いため、バンプタッチするようなものはなく、結果リアが伸びたり沈んだりして走行していますから、基本アンダーオーバーになってしまいます。
乱暴に言うとフロントだけダウンサスを組んだ車のような動きと言うわけです。

これを避けるにはフロントの少ないストローク分で足りる固さのばねを使う事ですが、S660の車重で8kや10kのばねを使うのもどうかと思いますから、悩ましいところです。

写真のアブソーバーは2年くらい前に私たちが制作したもので、ストロークは120mmほど確保していますが、すべてのパーツを新規設計したのでとても高いものになったのを覚えています。

・ノーマルで乗るか
・車高は落とさないか
・車高を落として底付きして走るか
・車高を落とし完全ワンオフでストローク確保した高額アブソーバーをつけるか

という悩ましい車がS660なのです(苦笑)
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2021-12-07.
M2コンペティションに、M4GTSのナックルはポンつけ出来ないです…。
BMWのレース用ホモロゲマシンの、M4GTSには総削り出しのアルミ製ナックルが採用されており、簡単に調べるだけでもジオメトリーが大きく変更されていて、車高ダウンした車両にはぴったりな気がします。

ただ、このナックルはそのままでは付きません…。

最大の問題はショックアブソーバー装着部の径と長さが違う事で、M4、M2ノーマルは差し込み径62φで差し込み長さ70mmなのですが、M4GTSは55φと110mmなので、差し込み部分を何とかしないといけません。

ざっと見た感じロアアーム等の接合部は大きく変わらないため、ショックアブソーバーを何とかすれば付けられそうです。と言うかショックアブソーバーが出来ないとアームの装着角度を再現できないので、アームの干渉確認まで行きません。

これ逆ならカラーを作ればとりあえず装着できるのですが、太いショックを細い穴には入れられないので、ざっと装着確認をするにもショックアブソーバーを作る必要があります。

ただ、デッキでは主に46、45、40、36φのピストンを使うのですが、45と46φは倒立ショックのアウターケースが59と60φとなるので装着不可(涙)。
40φはアウターが54φなので装着は可能ですが、ナックルとの隙間を埋めるスリーブ厚さが0.5mmになってしまうため、全長調整式とするのはちょっと怖くこれも不可。ただ普通の車高調であれば40φピストンで製作可能ですね。

残されるのは36φピストンですが、これはほとんど使わないので、シリンダーからアウターケースまでフルワンオフ製作しないといけませんが、仕方ありませんから設計に入ります…。

後の問題はどう見てもタイヤが外に出る感じなのでホイールをどうするかです。
何となくノーマルホイールでツライチまで来てしまうように思うので、社外ホイールは使えない気もします。
オーバーフェンダー必須の車になりそうです…(笑)
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