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ショックアブソーバーのガス圧に関する考察

 

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ダンパーのガス圧に関する考察

ショックアブソーバーにはオイルの泡立ちを押さえるためにガスが封入されています。

このガス圧についてご質問をいただきますので、簡単で恐縮ですがご説明させていただきます。

 

ガス圧ですが、基本的には下記の内容で決定されます。

 

圧側減衰力/(ピストンバルブ面積/ピストンロッド面積)

 

例えば減衰力100kのダンパーの、

ピストンバルブ直径が40mm、ピストンロッド直径が12mmとすると

 

100/11=9k

 

これが理屈上キャビテーションを防止するために必要なガス圧です。

 

ただし、ショックは早く動くほど確実に高い減衰力となるため

よく使われる0.3m/SECで100kの減衰だとしても、

ドカンとくるような0.6mでは200k以上ある事もあり、

どのピストン速度まで作動を保証するかでも必要とするガス圧は変わってきます。

 

また単純に、ガス圧が高い=乗り心地が悪い(跳ねる)という事にはなりません。

と言いますのも一般的なノーマル車両のように、2kと言う様なばねレートですと影響大なのですが、

6k、8kと言うレートになってきた場合、乗り心地はばねレートが支配的になっていきますし、むしろガス圧が低すぎる事で減衰のレスポンスが悪くなり、バタバタと言う乗り心地になる事もあります。

 

乗り心地に関しては減衰力が柔らかいと良くなるイメージですが、アフターのショックは低速域の減衰力が出ていないものも多く、逆に減衰力が低くて乗り心地が悪いという事も多いように思います。

 

また、ガス室の容積も重要で

ピストンがストロークする事で、フリーピストンが動きガス室容積も変化します。

ピストンのストロークでフリーピストンが10mm動くと仮定して、

もし長さ50mmのガス室だとすれば20%程度のガス圧アップですが、

20mmしかないと倍のガス圧に作動中はなってしまいます。

 

この様に色々と弊害がある中で、

どこに落とし込んでいくか?がダンパー設計のだいご味だと思います。

 

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