APレーシング ブレンボ ブレーキキャリパーキット、オーリンズ車高調等の販売、ワンオフ制作。自動車レース チューニング メンテナンス 車検

2020年08月29日
R33スカイラインに、APレーシングのプロポーショニングバルブを装着。 記事詳細
 ■R33スカイラインに、APレーシングのプロポーショニングバルブを装着。 拡大写真 

R33スカイラインに、APレーシング製のプロポーショニングバルブを装着しました。

プロポーショニングバルブは、ブレーキの油圧がある一定以上に上がらなくするためのもので、通常はリアに使いリアのロックを抑えるために使います。

ある一定以上上がらないというのがポイントで、ブレーキを強く踏み込むことで、どんな車でもノーズダイブするのですが、ノーズダイブするという事はフロント荷重が増え、リア荷重は減るという事になります。
その減った荷重分リアの油圧を下げる事で、最適な前後のブレーキの効きを維持する事が出来るのです。
バランスを最初からフロント7、リア3と言うように固定比率でレギュレーター的に作動してしまうと、少しだけブレーキを踏んだ時はリアブレーキの効きが弱く、その状態で前後の効きをそろえると、今度はハードブレーキではリアが効きすぎるという事になってしまうのです。

基本的にはAP RACINGかティルトンのものがプロポーショニングバルブとして作動し、ウイルウッドのものはレギュレーター的に作動します。
 ■R33スカイラインに、APレーシングのプロポーショニングバルブを装着。 拡大写真 

R33スカイラインはマスターシリンダーのこの位置に、ノーマルのプロポーショニングバルブが装着されているので、このようなアダプターを作って、ノーマルのプロポーショニングバルブは取り外してしまいます。

ノーマルのPバルブが装着されたままですと、ノーマル設定以上に油圧は上がりませんから基本外さなくてはいけません。

ただ、M18のP1.0という変わったねじサイズのため汎用品が売っていませんから、NC旋盤で逐次ワンオフするのでとても高いアダプターとなってしまいます…。
R33スカイラインはマスターシリンダーのこの位置に、ノーマルのプロポーショニングバルブが装着されているので、このようなアダプターを作って、ノーマルのプロポーショニングバルブは取り外してしまいます。

ノーマルのPバルブが装着されたままですと、ノーマル設定以上に油圧は上がりませんから基本外さなくてはいけません。

ただ、M18のP1.0という変わったねじサイズのため汎用品が売っていませんから、NC旋盤で逐次ワンオフするのでとても高いアダプターとなってしまいます…。
 ■R33スカイラインに、APレーシングのプロポーショニングバルブを装着。 拡大写真 

これがノーマルのプロポーショニングバルブです。

分解できるので、いったん分解し中のパーツをごっそり外し、再度組み付けする事でアダプターとして使う事が出来ますが、内部のシールがパーツとして供給されていないので、分解した際に運良くシールを再使用できれば良いのですが、今までの成功率は30%程度で、かつ成功しても、その後シールから液漏れすると結局はアダプターを作る事になりますし、その際は液漏れして怖い思いをしますので、素直に最初からアダプターを作る方が良いと思います。

これがノーマルのプロポーショニングバルブです。

分解できるので、いったん分解し中のパーツをごっそり外し、再度組み付けする事でアダプターとして使う事が出来ますが、内部のシールがパーツとして供給されていないので、分解した際に運良くシールを再使用できれば良いのですが、今までの成功率は30%程度で、かつ成功しても、その後シールから液漏れすると結局はアダプターを作る事になりますし、その際は液漏れして怖い思いをしますので、素直に最初からアダプターを作る方が良いと思います。

戻る