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2022年06月19日
全日本ラリーに出走中のGRヤリスのリアにAPレーシングのキャリパーを投入。 記事詳細
 ■全日本ラリーに出走中のGRヤリスのリアにAPレーシングのキャリパーを投入。 拡大写真 

全日本ラリーにGRヤリスで参戦中の「HYOMA選手」のマシンに、APレーシングをリアブレーキを投入してもらいました。

今回投入していただいたリアのシステムは下記のとおりです。
・APレーシング リア専用4POTキャリパーCP5147
・ガーランド 335mmー24mm厚2ピースローター

本来なら最新型のPRO5000Rhttps://deck-japan.co.jp/products/?DOC_NO=20200417131747&ACTION=DETAILを投入していただきたかったのですが、お恥ずかしい話ですが私たちは完成品在庫を持っていないので、在庫があった中古のCP5147キャリパーを投入していただきました。

フロントは?と言う疑問が浮かぶと思いますが、フロントはすでにブレンボのレース用が355mmローターと共に装着されており、リアはノーマルのキャリパーとローターと言う状況で、その状態でのブレーキの持ちやバランスが悪いという事が今回のご相談の入り口でした。

私たちはGRヤリスRZの前後ブレーキバランスは良くないと常にお伝えしていると思いますが、ラリー走行においてもそれは同様です。
前後バランスが良くなければブレーキは、制動距離も延びるばかりか、オーバーヒートしやすくなりますし、何よりも運転して楽しくありません。
サスペンションを変える際、前後のスプリングレートや減衰力、アライメントなどに気を配るように、本来はブレーキをチューニングする際にも同様の気配りが必要だとデッキでは考えています。

ここから先は「HYOMA選手」のコメントをコピペします。
現役ラリー選手の生の声は、GRヤリスのブレーキにお悩みの方々のご参考になると思います。

テスト段階では、リアが大きくなった事から全体的にストッピング力があがる事が出来ました。
先日全日本ラリー第5戦モントレー群馬に出場してまいりました。
SS2のギャップでフロントダメージでリタイアしてしまった為、ロングドライブでの報告はまだ難しいです。
コントロールがしやすく、車速を落とすスピードが早まっている事から、もう少し新入速度を上げられたのではと思っております。
ここ最近でのラリーでは前のGRヤリス勢とのタイムが縮まりました。

GRヤリスで本格的スポーツ走行をする場合は、前後キャリパー、ローターを大きく、厚くする必要があると大変感じます。
純正は大きく見えるので、私もそうでしたが、最初はこれでいけるだろうと思う人が多いと思います。

3.5km以上の距離でボロが出始めますので、GRヤリスにてスポーツ走行する方にはキャリパー、ローターを前後で交換してする事は必須かもしれません。
フロントだけでも行けますが、10km超えるとリアも難しいでしょう。
また、前後キャリパー、ローターを大きくする事でピストンパランスもとれるので制動力、ブレーキタッチフィールはだいぶ変わりました。
ラリー前のドタバタの中で、良いリアキャリパーに出会えて良かったです。
ありがとうございました。
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