お客様のご厚意によって、W177型 AMG A45を試乗させてもらう事が出来ました。
外観の第1印象としては「かなり大きくなった。」と言うものでしたので、もしかして旧型の方がスポーツカーとしては面白い車なの?と思いましたが、走り出した瞬間にその思いは無くなりました。
全方位きちんと進化していて驚くくらい良い車になっていました。イメージとしては2型くらい新しくなった印象で、個人的に運転した4ドアスポーツ車両の中では一番洗練されていると思いました。
何がすごいかと言うと、メルセデスらしく高い剛性を感じる車体と、すべての部分をきちんと調和させている事で、車体剛性ばかりを上げた車のように、ブッシュがたわんでいるなとか、サブメンバーが動いているなとか感じないのです。
とにかくすべての動きが自然で驚きました。
もちろん脚やブレーキは市販車のそれで、リニア感やタッチをAPレーシングのように求められるレベルには達していませんし、脚も「固い純正感」はひしひしと感じますが、アウディRS3や国産スポーツセダンよりはかなり自然に仕上げられていて感心します。
瀬戸のチューニングショップのおやじに感心されても、AMGとしてうれしくはないでしょうが、スポーツセダンのカテゴリーではぴか一の仕上がりに感じました。
ただ、ここまでまとまると旧型の「未完成感」に良さを感じたりして、人間のわがままさを実感します…。
AMG A45談義をしに遊びに来てください。