■S2000にAPレーシング PRO5000Rを装着 拡大写真
S2000にAPレーシングのPRO5000Rを装着しました。
S2000は設定ホイールオフセットが深いため、対向キャリパーにするとホイールの選択肢が少なくなってしまいますから、今回は28mm厚のローターとし、更にナックルに干渉しない程度に、ローターのオフセットを車体奥へと変更して装着する事で、装着できるホイールに幅を持たせることにしました。
フェンダーの爪折りや、オーバーフェンダーを装着し、ホイールとキャリパーのクリアランスを確保できる場合は、より厚い32mm厚のローターの方が熱に有利になります。
また、前後バランスを最適化するため、リアにはビックローターキットを装着しました。
ただ、S2000のノーマルはソリッドディスクのため、あまり大きくする事が出来ないので、リアに制作可能な限りの大きいローターを装着し、それにフロントを合わせる作戦としたため、リアは315mm、フロントは305mmとしました。
本当はベンチレーテッドディスクとしたいので、他社さんのキットを探しましたが、厚み14mmや16mmのベンチレーションですと、ベンチレーション効果は無いに等しく、パッド当たり面のローター厚みも少なくなるため、逆にソリッドディスクよりローターがそってしまったりしますから、今回はソリッドディスクとしました。
ただ、SW20やFD3Sのキャリパーを流用する事で、ベンチレーションディスクとしさらに大きなリアローターとする事は可能なので、予算が許すなら他車種キャリパーを流用し、フロント332mm、リア335mm程度のローターサイズにすると、熱容量もぐっと上がりサーキットでは強い味方になってくれると思います。