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2020年10月28日
苦節7年、ようやくハチロクが満足できる仕上がりになりました。 記事詳細
 ■苦節7年、ようやくハチロクが満足できる仕上がりになりました。 拡大写真 

実はハチロクは発売時からずっと煮詰めている車ですが、足に関しては特徴的な水平対向エンジン搭載によるストラットの角度や、ストロークに伴うリアタイヤの回転などが要因で、今一つ決めきる事が出来ませんでしたが、この度これだ!と言う足のセットになったので、新型が出る前になんとか決めることに成功できました。

今回の一番の改善点は倒立ストラットのベアリングの変更で、通常はクランクシャフトなどのメタルのようなもので、ショックのストロークや横応力を支えるのですが、このメタルブッシュの場合は横応力がかかるとストローク時に抵抗が増してしまうので、これをローラーベアリングに変更し、横応力がかかった際にもスムーズにストロークするようにしています。

なぜこんな凝ったものが必要かと言いますと、ハチロクは幅の広い水平対向エンジンを搭載するがゆえに、ショックアブソーバーが直立に近く搭載されています。
通常はストラットが斜めに設置され、横応力をある程度キャンセルするようになっていて、すーむーずにストロークできるのですが、ハチロクはショックが横応力を受けるためストロークする際の抵抗が大きいのです。

簡単に言うと、コーナリング中だけバネレートが上がったようになってしまうので、横Gがすくないコーナリング中にニュートラルステアにセッティングすると、横Gが大きなコーナリングではアンダーになってしまうので、各コーナーでアンダーオーバーの挙動が変わってしまうのです。

当初はリアのバンプストップを工夫したり、伸びストロークを増したりしていましたが、根本解決に至りませんでしたので、今回は非常に高価なローラーベアリングを採用し根本解決をしたというわけです。

ローラーベアリングの効果は絶大で、これで普通の車のように一貫した挙動を手に入れることに成功しました。
また、これによってリアはヘルパースプリングやバンプストップを入れなくても良くなったため、高速コーナーでリアがめくれ上がるような挙動や、低速コーナーでの急激なオーバーもすっかりなくなり、本当に良いFRスポーツにチューニングできたと思います。

また、18インチホイールの導入でさらに自然な挙動を手に入れる事が出来ましたし、それによってより大型のブレーキを装着する事が出来ましたから、万事うまくいって、これでハチロクの集大成とする事が出来ました。

いやー長かったです。本当に悩みまくった車の一台ですね。
 ■苦節7年、ようやくハチロクが満足できる仕上がりになりました。 拡大写真 

フロントはAPレーシングPRO5000Rの6POTキャリパーに、直径355mmのガーランドローターを装着し、NA2リッターのパワーであればどんなシチュエーションでも安心できるブレーキとしました。

見た目もカッコよくコントロール性能も高いので、このブレーキは本当に良いものに思います。

他社さんのブレーキに比べ軽量なのもメリットですね。同じサイズでこれより軽いものを僕は知りません。
フロントはAPレーシングPRO5000Rの6POTキャリパーに、直径355mmのガーランドローターを装着し、NA2リッターのパワーであればどんなシチュエーションでも安心できるブレーキとしました。

見た目もカッコよくコントロール性能も高いので、このブレーキは本当に良いものに思います。

他社さんのブレーキに比べ軽量なのもメリットですね。同じサイズでこれより軽いものを僕は知りません。
 ■苦節7年、ようやくハチロクが満足できる仕上がりになりました。 拡大写真 

リアにもAPレーシングPRO5000Rを装着しています。こちらはリア専用のピストンサイズを持つ4POTになります。
前後配分の良いハチロクなので、ローターサイズはフロントと同じ355mmとし、ローターの厚みとピストンサイズで、初期からフルブレーキングまでの前後バランスを取っています。

リアはインドラムなので、3ピースタイプのガーランドローターとして見た目の向上を狙っています。

リアがきちんと仕事する事で、沈み込むようなブレーキ姿勢になりますから、安全に安心してブレーキングできるようになります。
リアにもAPレーシングPRO5000Rを装着しています。こちらはリア専用のピストンサイズを持つ4POTになります。
前後配分の良いハチロクなので、ローターサイズはフロントと同じ355mmとし、ローターの厚みとピストンサイズで、初期からフルブレーキングまでの前後バランスを取っています。

リアはインドラムなので、3ピースタイプのガーランドローターとして見た目の向上を狙っています。

リアがきちんと仕事する事で、沈み込むようなブレーキ姿勢になりますから、安全に安心してブレーキングできるようになります。
 ■苦節7年、ようやくハチロクが満足できる仕上がりになりました。 拡大写真 

7年前の車とは思えないエンジンルームのきれいさです。

常にメンテをする事で故障確率を減らす事が出来、どんな時でも愛車を楽しむ事が出来ます。
個人的にはチューニングより、メンテにお金をかけた方が良いように思っていて、メンテが出来てこそチューニングが生きてくると思うのです。
7年前の車とは思えないエンジンルームのきれいさです。

常にメンテをする事で故障確率を減らす事が出来、どんな時でも愛車を楽しむ事が出来ます。
個人的にはチューニングより、メンテにお金をかけた方が良いように思っていて、メンテが出来てこそチューニングが生きてくると思うのです。
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