■ポルシェ911 991型 GT3RSの脚のセッティング 拡大写真
ポルシェ911 991型 GT3RSの脚のセッティング
脚のセッティングと言っても、いつものようにばねを交換したりダンパーの減衰力をいじったりするのではなく、純正の脚の調整範囲の中でセッティングをしました。
911GT3は純正で車高が変えられるダンパーが装着されていますし、アライメントの自由度も大きいのですが、ノーマルのセッティングは必ずしもスポーツカーしているわけではなく、高速道路のわだちでハンドルを取られたり、大幅なタイヤの片べリをしないようなセッティングなので、そこをスポーツカーとして良いところへ持っていこうと言う作戦です。
まず絶対にNGなのは、車高調整範囲の中で最大に車高を落としてしまう事で、そうしてしまうと、バンプストップへ早期に当たってしまい、唐突な挙動変化になってしまうのと、スプリングの捨て巻き部分が増えるのでインリフト気味になってしまうので絶対にしてはいけません。
今回の一番のハイライトは、調整範囲の中でスプリングの動きと、バンプストップへの当たりはじめのバランスが良いところを探しだす事で、走っては調整が必要になるため大変ですが、今回は良いところを見つけられたと思います。
次はアライメントで、タイヤの片べリを少し許容する事で、スポーツ走行をした際に安定して、かつ楽しいハンドリングにする事が出来ます。
また、RRの911の場合はあまりクイックにすると、ステア操作によってオーバーステアが出やすくなるので、少しフィールをルーズにするのもポイントです。
こうして調整を終えた911は、ノーマルですがとても乗りやすく楽しくなってくれます。
今回もちょっと役得なお仕事でした(喜)
こう言った調整はどんな車にも当てはまりますし、むしろ国産車の方がタイヤ片べリを阻止すべく「スポーツで無い」セッティングになっている事が多いので、足の交換をする前にリセッティングをするとよいと思います。
■ポルシェ911 991型 GT3RSの脚のセッティング 拡大写真
純正でGTウイングがついてます。
このやり気満々さでノーマルなのには恐れ入りますね。
ただ、そこは流石ポルシェで、ウイング形状もきちんとダウンフォースがを出るようになっていますし、ウイングをもって車を押したりできるほどの強度に仕上げられており、社外のGTウイングの多くのようになんちゃってではありません。
純正でGTウイングがついてます。
このやり気満々さでノーマルなのには恐れ入りますね。
ただ、そこは流石ポルシェで、ウイング形状もきちんとダウンフォースがを出るようになっていますし、ウイングをもって車を押したりできるほどの強度に仕上げられており、社外のGTウイングの多くのようになんちゃってではありません。
■ポルシェ911 991型 GT3RSの脚のセッティング 拡大写真
やる満々ポイントその2のフェンダーダクトです。
こうなっている事でフロントのリフトを押さえられています。
市販車はリアウイング等でリアのリフトを押さえる事は簡単ですが、最低地上高の関係でアンダーフロア形状でフロントのリフトを押さえる事は難しいので、フェンダーのこの処理は極めて大きな効果を生みます。
ここもさすがですね。
やる満々ポイントその2のフェンダーダクトです。
こうなっている事でフロントのリフトを押さえられています。
市販車はリアウイング等でリアのリフトを押さえる事は簡単ですが、最低地上高の関係でアンダーフロア形状でフロントのリフトを押さえる事は難しいので、フェンダーのこの処理は極めて大きな効果を生みます。
ここもさすがですね。
■ポルシェ911 991型 GT3RSの脚のセッティング 拡大写真
やる気満々ポイントその3のバンパーダクトです。
これも実に効果のある空力処理で、フロントバンパーに入った空気を上に逃がす事でリフトを押さえています。
ここが一般車のようにふさがっていると、バンパーに侵入した空気はフロアから排出されることになるためリフトを生んでしまうのです。
やる気満々ポイントその3のバンパーダクトです。
これも実に効果のある空力処理で、フロントバンパーに入った空気を上に逃がす事でリフトを押さえています。
ここが一般車のようにふさがっていると、バンパーに侵入した空気はフロアから排出されることになるためリフトを生んでしまうのです。
■ポルシェ911 991型 GT3RSの脚のセッティング 拡大写真
個人的な残念ポイントはエンブレムがステッカーと言う事です。
ここは普通にエンブレムの方が好きですね…。
個人的な残念ポイントはエンブレムがステッカーと言う事です。
ここは普通にエンブレムの方が好きですね…。