APレーシング ブレンボ ブレーキキャリパーキット、オーリンズ車高調等の販売、ワンオフ制作。自動車レース チューニング メンテナンス 車検

2021年12月07日
M2コンペティションに、M4GTSのナックルはポンつけ出来ないです…。 記事詳細
 ■M2コンペティションに、M4GTSのナックルはポンつけ出来ないです…。 拡大写真 

BMWのレース用ホモロゲマシンの、M4GTSには総削り出しのアルミ製ナックルが採用されており、簡単に調べるだけでもジオメトリーが大きく変更されていて、車高ダウンした車両にはぴったりな気がします。

ただ、このナックルはそのままでは付きません…。

最大の問題はショックアブソーバー装着部の径と長さが違う事で、M4、M2ノーマルは差し込み径62φで差し込み長さ70mmなのですが、M4GTSは55φと110mmなので、差し込み部分を何とかしないといけません。

ざっと見た感じロアアーム等の接合部は大きく変わらないため、ショックアブソーバーを何とかすれば付けられそうです。と言うかショックアブソーバーが出来ないとアームの装着角度を再現できないので、アームの干渉確認まで行きません。

これ逆ならカラーを作ればとりあえず装着できるのですが、太いショックを細い穴には入れられないので、ざっと装着確認をするにもショックアブソーバーを作る必要があります。

ただ、デッキでは主に46、45、40、36φのピストンを使うのですが、45と46φは倒立ショックのアウターケースが59と60φとなるので装着不可(涙)。
40φはアウターが54φなので装着は可能ですが、ナックルとの隙間を埋めるスリーブ厚さが0.5mmになってしまうため、全長調整式とするのはちょっと怖くこれも不可。ただ普通の車高調であれば40φピストンで製作可能ですね。

残されるのは36φピストンですが、これはほとんど使わないので、シリンダーからアウターケースまでフルワンオフ製作しないといけませんが、仕方ありませんから設計に入ります…。

後の問題はどう見てもタイヤが外に出る感じなのでホイールをどうするかです。
何となくノーマルホイールでツライチまで来てしまうように思うので、社外ホイールは使えない気もします。
オーバーフェンダー必須の車になりそうです…(笑)
 ■M2コンペティションに、M4GTSのナックルはポンつけ出来ないです…。 拡大写真 

左のGTSナックルの方がホイールオフセット方向に大きいので約20mm外にホイールが出ます。
恰好が良くなる方向なので個人的には大歓迎ですが、ホイールの選択肢はすごく狭くなってしまうと思います…。
左のGTSナックルの方がホイールオフセット方向に大きいので約20mm外にホイールが出ます。
恰好が良くなる方向なので個人的には大歓迎ですが、ホイールの選択肢はすごく狭くなってしまうと思います…。
 ■M2コンペティションに、M4GTSのナックルはポンつけ出来ないです…。 拡大写真 

各アームの取り付け位置と角度はかなり変わっています。

簡単にあくまで簡単に測定した感じですと、車高を落とした状態からきれいなバンプトーアウト方向に変化するように思います。
ただ、ジオメトリは車両に装着し確認しないとまだ分からないです(苦笑)
各アームの取り付け位置と角度はかなり変わっています。

簡単にあくまで簡単に測定した感じですと、車高を落とした状態からきれいなバンプトーアウト方向に変化するように思います。
ただ、ジオメトリは車両に装着し確認しないとまだ分からないです(苦笑)
戻る