■718ケイマンGT4のノーマルの脚の調整 拡大写真
718ケイマンGT4はノーマルで車高調正式のダンパーが装備されていますが、オーナー様はコーナリング中にリアがリフトする動きを嫌う方なので、今回は純正車高調を調整しオーナー様のご要望に合わせていきます。
個人的にリアにヘルパーが入っているのは好きではなく、これこそがリアをリフトさせる現況なので外してしまいたいのですが、外したうえでばねを遊ばなくセットすると、全長調整式ではないこのダンパーの場合は、車高が大きく変化してしまうので(上がる方向)外せません。
また、フロントにはヘルパーが入っていないので、車高を調整する=プリロードを可変させる事になるので、これまた、あまりプリロードを入れたくない僕は、フロントのプリロード量によるフロントの動きを確認し、動きの許容限界位置にフロントをセットし、リアのスプリングシート位置を動かしリフト感の少ない位置と、フロントと整合が取れる位置を探していきました。
こういった作業は何度もリフトアップし、調整し、試運転するので大変ですが、なんとか悪くない位置を見つける事が出来ました。
後はノーマルのタイヤが編摩耗しないアライメントから、少し編摩耗を許容して走りに振ったアライメントにして完成です。
■718ケイマンGT4のノーマルの脚の調整 拡大写真
タイヤを外してスプリングシート位置を調整します。
地味に大変な作業です。
タイヤを外してスプリングシート位置を調整します。
地味に大変な作業です。
■718ケイマンGT4のノーマルの脚の調整 拡大写真
バンパーにはエアアウトレットが装着されています。
これはダウンフォースにとても良い効果のある処理なので、純正採用しているポルシェは流石だと思います。
バンパーにはエアアウトレットが装着されています。
これはダウンフォースにとても良い効果のある処理なので、純正採用しているポルシェは流石だと思います。
■718ケイマンGT4のノーマルの脚の調整 拡大写真
GTウイングの下にダックテールスポイラーを装着し、リアウイングの効果を高めています。これもさすがな空力処理で、小さなウイングでも効果的にダウンフォースを稼ぐ事が出来ます。
GTウイングの下にダックテールスポイラーを装着し、リアウイングの効果を高めています。これもさすがな空力処理で、小さなウイングでも効果的にダウンフォースを稼ぐ事が出来ます。