■GRヤリス用 ビックローター専用軽量ブラケット 拡大写真
GRヤリスにお乗りの方は軽量化にこだわる方が多く、今までもノーマルの鉄キャリパーブラケットをジュラルミン製に置き換えられないか?というご相談を頂いていたのですが、トヨタが鉄ブラケット前提で設計しているため、ローターとナックルの間のスペースが少なく、ブラケット厚を14mm程度しか確保できないのです。
ジュラルミン製では、ネジ山強度が自分が考える強度まで確保できないので、今までお断りしていましたが、ふと名案が生まれましたのでお知らせします。
名案とはローター自体を、オフセット方向、外側に移動するように制作し、ナックルとローターの隙間を増やす事です。
そうすればブラケット厚みを確保でき、ジュラルミン製としたとしても十二分な強度で設計する事が可能です。
今回は、365mmビックローターでのご相談でしたが、アイデア的には355mmのノーマルサイズにも流用できますし、ロングボルトに交換したうえで、ハブコンパニオンフランジとローターの間にスペーサーを挟めば、ノーマルローターでも軽量ブラケットのみを使う事が可能です。
純正ブラケットは約1100gですが、ジュラルミン製とする事で500gほどになるため、ブラケットのみの交換で両輪合計で1200gも軽くする事が出来ますし、365mmビックローターや弊社の純正サイズローターはノーマルより2kgほど軽いため、合計でばね下のみで片輪2.5kg以上も軽くする事が可能ですから、比較的簡単にできる軽量化としては効果が高い気がしています。
残念ながらリアはインナドラム部品が邪魔をするのと、ブラケット自体が小さく軽量効果が少ないので、今回はフロントのみになります。
価格はブラケット単体で税抜き11万円を予定しています。
是非ご検討ください。