
■アルピーヌA110に、235と265タイヤを試してみました。 拡大写真

アルピーヌA110に幅広タイヤを試してみました。
リアはお客さんからお借りした、9.5JJー18 +38のホイールに、265/35R18タイヤ。
フロントはリネージのノーマルリアホイールと235/40−18タイヤになります。ノーマルのリアホイールはそのままだとキャリパーに当たるので8mmスペーサーを入れていますから、8JJ+32と言う事になります。
アライメントによりますが、この状態でフロントは少し余裕がある車検対応、リアは完全にNGです。
走らせてみると、これが極めて良い!のです。バラバラの銘柄のタイヤ、それも大してハイグリップで無いにもかかわらず良いのです。
昨今の車両は、限界を超えてしまった際に側面衝突しないように、かなりのアンダーステアにセッティングされていて、これはアルピーヌでもポルシェでも、プリウスでも同じです。
結果、フルブレーキングで荷重移動させた時はそれなりに曲がりますが、パーシャルアクセルでコーナーを曲がるような時はアンダーなのです。
同時に一般的なドライブスキルのドライバーさんですと、前荷重を十分にかけられずサンダーステアが出てしまい、ステアリングを大きく切ったままアクセルを踏むので、今度はオーバーステアが出てしまいます。
今回のようにフロントに235を装着する事で、A110の車重とスピードではタイヤのグリップが増し、ドライバーのステア操作に対する車の動きに余裕が出ますので、たとえリアに265を装着したとしても、ノーマルの時のようなアンダーは出ず、素直な挙動になります。
ただし、ノーマルの足では完全にタイヤに負けてしまうため、限界挙動はオーバーステアになりますから足のセッティングはマストです。
ただ、そのオーバーも車重に対してタイヤグリップに余裕があるので、ドライバーにテクニックさえあれば、ノーマルサスでもノーマルタイヤの向き合わせよりはコントロールしやすいです。
とは言え、このリアサイズではフェンダーとバンパーの付け根の、インナーフェンダーに接触するため、そこの加工をしないと装着は無理です(涙)

■アルピーヌA110に、235と265タイヤを試してみました。 拡大写真

フロントは車検的にも余裕ありな感じです。
フロントは車検的にも余裕ありな感じです。

■アルピーヌA110に、235と265タイヤを試してみました。 拡大写真

リアは完全に車検アウトかつ、インナーフェンダーに当たるので加工が必要です(笑)
リアは完全に車検アウトかつ、インナーフェンダーに当たるので加工が必要です(笑)