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2023年06月04日
ハコスカのリアのバネレートの不思議…。 記事詳細
 ■ハコスカのリアのバネレートの不思議…。 拡大写真 

ハコスカのリアスプリングは、ダンパーと分離しているタイプなので、サスペンションがストロークする際に真っすぐ力がかからず、斜めにスプリングをつぶすため、バネレートが正確に発揮されず、乱暴に言うと固いばねを入れても柔らかい状態になります。

また、ばねは同じメーカーでもレートによって線径や巻き数が異なるため、縮みはじめのレートは、ばねレートに一元的に比例しません。
そのせいで車高がぴたりと決まりませんし、ドライブフィールも異なってしまいます。

具体的には固いばねを入れたのに車高が変わらないとか、柔らかく感じると言った事が起きる事になります。

ただ最近は、GRヤリスやRCF、スイスポ、BMW等と、分離入力の車が増えてきて、この問題を解決する効果的なパーツは、スプリングシートにピロを組み込んだもので、ストロークによるアーム角度の変化をピロ部分で吸収する事で、きちんとストロークするようになるのです。

という事で、その辺りにあった適当なパーツで「とりあえず」のピロスプリングシートを作ってテストしたところ、やはり効果絶大でした。
ただ寄せ集めでは車高が激高になってしまったので、専用品を作る必要はありますが、このパーツはこのハコスカにとって、とても良い効果を発揮してくれると思いますから、すぐに設計に入ろうと思います。
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