■ブレーキの利き方について 拡大写真
ブレーキの部品を交換すると「効き」が変わる事は想像されると思いますが、「効き方」も変わると言う事をご存じでしょうか。
「効き方」が重要だと私たちは考えています。
扱いやすさと言いかえると分かりやすいと思います。
例えば、ポルシェやGTRのブレーキを軽自動車に装着したとしたら、ブレーキをかけた途端にロックしてしまうのが想像していただけると思います。
上記の状況でロックするのは、制動力が急激に立ち上がるからで、もし、ゆっくりと制動力が立ち上がるなら、急激に制動力が立ち上がった際にロックした制動力を超えても、タイヤはグリップを保ち続けます。
柔らかい紙に消しゴムをかける時、ゆっくり丁寧にかけると思いますが、ブレーキもそれと同じようなイメージです。
ブレーキの効き方がリニアでコントロールしやすければ、ブレーキは制動力が高くてもロックせずに最適な制動力を発揮し続ける事が出来ますが、急激に制動力が立ち上がるとドライバーはロックを回避する事が出来ずに制動距離は延びてしまうのです。
純正ブレーキや、最近の社外チューニング用ブレーキは下記の様な効き方をすると思います。
・少し強く踏むとカクッと強く効く。
・さらに強く無むとロックしABSが介入。
このようなブレーキですと、正直コントロールは難しく、とてもブレーキングに神経を使う事になってしまいます。
理想の効き方は、真綿を締めるように効くという比喩がそのままあてはまるような、リニアな効き方で下記のような効き方です。
1.軽く踏むと軽く効く。
2.少し強く踏むと踏んだ分だけ強く効く。
3.ロックの限界が分かりやすく、ペダルをリリースするとすぐに制動力が戻る。
私たちは、扱いやすく、効きが良く、フィーリングの良いブレーキシステムを長年追及しております。
ブレーキの事でお悩みの方は是非ご相談ください。