
■BMW E46 M3用 APレーシングPRO5000R 拡大写真


■BMW E46 M3用 APレーシングPRO5000R 拡大写真

今回はPRO5000Rの6POTキャリパーに、332mm直径の36mm厚ローターを組み合わせ、リアはフロントよりもミューの高いパッドとしました。
この状態でもノーマルの片持ちキャリパーからは大幅な制動性能の向上をしてくれますし、フロントローター直径を欲張らない事で、前後バランスは前後のパッド選択で適正範囲にする事が出来ます。
もちろん主たる目的の耐フェード性能は、28mm厚から36mm厚のローターになる事で飛躍的に向上し、安全に安定した走りを手にする事が出来ます。
これはサーキットだけでなく、ストリート走行でも同じことが言えますし、ペダルフィールも向上しますので車を運転するのが楽しくなります。
ただ一つ難点は、リアに耐フェード性が高く効きが高いパッドを使用し、サーキット走行を重ねると、明らかにリアキャリパーの寿命がフロントより下がってしまいます。
APレーシングのキャリパーは、そのような使用を前提に作られていますが、ノーマルはM3と言えども想定していないからです。
効くようになる、熱に強くなる、ではしわよせは?と言うとノーマル部品に行ってしまいます。
これは前後レース用のパッドを使用した場合でも同じですから、前後キャリパーごと交換した方が、サーキット走行前提でブレーキのコンディションを良い状態で維持するには、実は安く安心な手とも言えるのです。