BMW渾身のホットハッチである「M135i」は、ハッチバックながらFRレイアウトを採用し、スペックを聞いただけで楽しくなってしまいます。
しかし、ブレーキに関しては、純正で対向キャリパーを採用しているものの、どこか日本車を連想するようなフィーリング…。
もちろん、駄目なわけではなく、一般的に見れば優秀と言えるブレーキです。しかし、BMWのMとなると究極を期待してしまいますよね?
私は期待していました。
そこで、「M」にふさわしいブレーキを、APレーシングのキャリパー、そしてガーランドの軽量ローターにて実現させることにしました。
ノーマルは、すこし前効きを感じつつも、悪路ではリアのロック傾向が強いために、リアローターサイズはノーマルよりも若干小径化し、4POTキャリパーのピストンサイズを最適化し、前後バランスを「走り目的」に合わせていきました。
真綿を踏むようなコントロールブレーキは、M135iを最高に楽しいホットハッチへと変貌させてくれます。