良いブレーキと言えば「真綿を締めるように効く」と表現されますが、正直言って市販車でそれを達成している車は非常に少ないです。
なぜなら、ブレーキシステムは一般の消費者に興味が薄い割に、高性能化するにはお金がかかるため、自動車メーカーは優先して投資しないからです。逆に言えば「良いブレーキを知らない」ユーザーさんが多いとも言えます。
結果、「ブレーキチューン=効くブレーキ」の図式にチューニング市場はなってしまっていると思いますが、私たちはブレーキチューニングにおいて、効くと言う事は当たり前の事ととらえており、それ以上に「効き方」、「安定性」、「フィーリング」といった項目を重視しています。
効き方が悪ければ、ドライバーはブレーキコントロールがしにくくなるために、ブレーキミスが発生してしまいます。
安定性能が無ければ、ドライバーは常にブレーキに不安を抱えながら走る事になってしまいます。少なくとも設定した走行スティントはブレーキに何の不安もおぼえる事無く走られる必要があります。
フィーリングが悪ければ、ドライバーはブレーキングと言う作業にのめりこむ事が出来ません。
私たちが言うのも変ですが、ブレーキはあくまでも出しゃばらず、いつも十分な性能を発揮する必要があります。ドライバーはそれでなくても忙しいです。考えを及ばせる要素からブレーキを外せる事で、アクセルワークやステアリング操作に集中できると考えています。
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