APレーシング ブレンボ ブレーキキャリパーキット、オーリンズ車高調等の販売、ワンオフ制作。自動車レース チューニング メンテナンス 車検
DECK BLOG  登録記事件数:292件
2023-10-16.
FD3S トラスト製タービンキット ウエストゲート戻し
トラスト製のタービンキットは、そのまま装着するとウエストゲートバルブからの排気を大気開放してしまうので、車検非対応になってしまいますから、フロントパイプを加工し排気をフロントパイプに合流させ合法化しました。

排気音もかなり静かになるので、ぐっと大人のチューニングカーと言う雰囲気になりました。
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2023-10-15.
フォード フェスティバのキャンバストップ修理
デッキ中山が、最も長く所有している車は「フォード フェスティバ」と言うコンパクトカーです。
恐らくこのブログをご覧になっている方のほとんどがご存じない車だと思いますが、今から30年くらい前にフォードの販売チャンネルから売られていた、マツダ製造の車で今でいうマツダ2の基になった車です。

一番の売りはそのルックスとキャンバストップで、サンルーフよりも大きく屋根が開き、フルオープンよりは手軽なシステムで、簡単にオープンエアーが楽しめる良いシステムです。
フィアット500やシトロエン2CVなどにも採用されていましたね。

ただ、趣味車ならともかく安価な実用車ですから、直して長く乗ると言う方はほとんどいないのでしょう、パーツが無くなるのも早く、うちのメカニックも見た事が無い車で手付かず…。
このフェスティバもデッキの片隅で長い間置かれていました‥。

が!そこに救世主があらわれました。なんと当時ディーラーでメカニックをやっていた方と知り合う事が出来、作業をしていってくださる事になりました。
キャンバストップの補修部品はもう廃盤でしょうから、内装屋さん等に拝み倒して張り替えてもらえば、ひとまずは乗れる状態に持っていけそうです。

まだ全然進行途中ですが、今から動かせる日が待ち遠しいです。
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2023-10-06.
ルノー メガーヌ2RSのローターとパッド交換
ほぼ街で見る事も無くなった「ルノー メガーヌ2RS」のブレーキローターとパッドを交換させていただいています。

この車は2Lターボエンジンを積んでいるので、実はかなり速く、快速ハッチバックと言って差し支えないと思います。
見た目はフランス車ぽく、おしゃれですが、走ると速いと言うのがたまらない一台です。

オーナーさんは次の車など気にならないほど、この車を気に入ってくださっているので、ずっと乗っていってくれると思います。
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2023-10-02.
S2000用オリジナルダンパー
S2000用のオリジナルダンパーの組み立てが終わりました。

以前はアジャスターやスプリングシートなども全て独自制作していましたが、お恥ずかしい話ですが最近は以前ほど生産量が無く、独自制作するとコストアップしてしまいますので、中身は以前のとおり私たちのパーツを使用し、これらアウターパーツはアペックスさんやクスコさん等から購入しアッセンブルする事が多くなってきました。

見た目のオリジナリティは年々落ちて行っていますが、中身のオリジナリティは年々進化していますのでDECKのスタンスとしてはこれで良いと思っています。
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2023-09-17.
アルピーヌ A110 納車
アルピーヌA110を納車しました。

あまり宣伝していませんが、デッキでは中古車の販売もしております。とは言ってもチューニングユーザーさんのお車を買い取って販売するのがメインなので、車種も台数も限られていますけど…。

今回のアルピーヌは、今やアルピーヌ屋さんの畑野自動車さんから譲ってもらった個体になります。
流石にきれいな個体で浮足立ちましたが、A110あるあるなのですが、この個体もアライメントがバラバラでした…。
どの自動車メーカーも新車時にぴたーとアライメントがそろっている事はありませんし、走り向けにセットされている事はまずありませんから、車を買われた際はまずアライメントを取る事をお勧めします。
結構、変わりますよ(喜)
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2023-09-10.
デトマソ パンテーラのブレーキパーツ採寸
50歳くらいの車好きの方なら、ほぼ間違いなく好きであろう「デトマソ パンテーラ」のブレーキパーツを制作するべく採寸作業を進めています。

とは言え50年前のイタリア車ですから、各部寸法はいい加減そのもので当たり前に左右バラバラだったりします…。

これはキットと言うより半キットになってしまいそうです(苦笑)

ただ、ブレーキをキチンとしてやれば、パンテーラの基本ポテンシャルは高いように感じました。
クランクプーリーが運転席にめり込むくらいエンジン搭載位置は前よりですし、V8エンジンのトルクとパワーはものすごい加速を生み出しますから、チューニングをキチンとしてやれば今車に混ざってもなかなかのポジションで走る気がします。
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2023-09-06.
S2000 APレーシングCP6600ブレーキキット
以前APレーシングの「CP6600」キャリパーを使用したブレーキキットを買っていただいたお客様より、装着写真をいただきましたのでご紹介いたします。

CP6600キャリパーはAPレーシングのエントリーモデルですが、そこはAPレーシング、さすがの性能を誇っていますから、ストリートメインの方には実はおすすめのキャリパーだったりします。

ただ、許容ローターサイズが330mmまでのため、最近の車種となると少し厳しく、少し前のスポーツカーや(FD3Sや今回のS2000、空冷ポルシェなど)、現行ですとGRハチロクなどはベストマッチです。

お勧めの車種についてお問い合わせください。

キット詳細はこちらをご覧ください。
https://deck-japan.co.jp/products/?DOC_NO=20200419144114&ACTION=DETAIL
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2023-08-06.
E86 Z4Mにリアウイングや調整式リアアーム等を装着しました。
サーキット走行をより楽しく、安全にするために、Z4Mにリアウイングを装着させていただきました。

リアウイングを装着する事で、主にブレーキング時や高速コーナーでの姿勢が安定しますので、特に大型サーキットの場合は効果的なパーツの一つです。
とは言え、ウイングは車種専用でないと装着に一苦労するパーツでもありますが、今回は海外メーカーの専用品だったので比較的簡単に装着する事が出来ました。

リアウイングが装着されると一気に「走り!」を感じる車になるのもメリットかもしれません(笑)
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2023-07-23.
自分用のGRハチロクが納車されました。
約1年待っていた、自分用のGR86が納車されました。

この車はデモカーではなく個人のストリートカーなので、あまりハードなチューニングはしない予定ですが、そう言っていていじらなかった車は無いので、もしかしたらバリバリになってしまうかもしれません…。

とは言え、現在はほぼノーマルで、アルミとタイヤ、カーナビしかいじっていませんが、エンジンのトルクが増した分、2Lの86よりも乗りやすく、潜在ポテンシャルを感じます。

あと電動パワステも違和感がかなり無くなっていますし、ギアのつながりも良くMTスポーツカーを乗る楽しさはかなり高くなっていますから、大事にしようと思っています。
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2023-07-09.
718ケイマンGT4のノーマルの脚の調整
718ケイマンGT4はノーマルで車高調正式のダンパーが装備されていますが、オーナー様はコーナリング中にリアがリフトする動きを嫌う方なので、今回は純正車高調を調整しオーナー様のご要望に合わせていきます。

個人的にリアにヘルパーが入っているのは好きではなく、これこそがリアをリフトさせる現況なので外してしまいたいのですが、外したうえでばねを遊ばなくセットすると、全長調整式ではないこのダンパーの場合は、車高が大きく変化してしまうので(上がる方向)外せません。
また、フロントにはヘルパーが入っていないので、車高を調整する=プリロードを可変させる事になるので、これまた、あまりプリロードを入れたくない僕は、フロントのプリロード量によるフロントの動きを確認し、動きの許容限界位置にフロントをセットし、リアのスプリングシート位置を動かしリフト感の少ない位置と、フロントと整合が取れる位置を探していきました。

こういった作業は何度もリフトアップし、調整し、試運転するので大変ですが、なんとか悪くない位置を見つける事が出来ました。

後はノーマルのタイヤが編摩耗しないアライメントから、少し編摩耗を許容して走りに振ったアライメントにして完成です。
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2023-06-20.
NA6CEロードスターにブレーキバランサーを装着
NA6CEにブレーキの前後バランスを変更するバランサーを装着しました。
このパーツはリアの油圧を可変させるものなので、厳密に言うと前後バランサーではないのですが、実質的にバランサーとして使えるのでバランサーと呼ばせてもらいます。

NA6ロードスターには、リアの油圧を減圧するバルブ(Pバルブ)が付いているのですが、このバルブを調整式とする事で前後バランスを任意に設定出来るようになります。

最近の車はPバルブが付いておらず、ABSユニット内で前後圧の調整をするので、この手は使えませんが、
NAロードスターの時代の車には使える事が多く、前後バランスを調整するには良い手だったのです。
今となっては懐かしいチューニングですね。
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2023-06-17.
お客様に頼まれていたアルピーヌA110 カーボンルーフがようやく買えました。
常連さんに「アルピーヌ A110」のオーダーをいただいたのですが、カーボンルーフである事が条件でしたので、A110Sを探していたのですが、これがなかなかに出物がない…。本当にない…。
諦めかけて年内まで待ってダメなら「ピュア」にしようよ。なんて話をしていたら、出てきました!畑野自動車さんが見つけてくれました!!
「ピュアのカーボンルーフ」…、さすが畑野自動車さん、何とも言えない変わり種で攻めてくれました(笑)

とは言え、これで肩の荷も下りました。
後は納車するだけです(安堵)
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2023-06-13.
Z4Mクーペのクラッチ交換
Z4Mクーペのクラッチ交換を行いました。

この車両はエンジンマウントがリジットのため、エンジンを傾ける事が出来ずに苦労しました(苦笑)

クラッチは小倉クラッチのツインプレートなのですが、クラッチディスクのスプラインの部分に工夫がしてあって「優れモノ!」と喜びましたが、最近は割とこのタイプが普通のようです(ちょっと浦島太郎感…)

しかし、ミッションが外されたエンジンを眺めると、この3.2Lエンジンはどこから眺めても本当に格好良いです。
今となっては速い車とは言えませんが、楽しさなら現行M4よりも上ではないか?と思ってしまいます。
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2023-06-11.
Team Schirmer シャーマーのフロントリップは長さ可変します。
ドイツのBMWチューナー「Team Schirmer チーム シャーマー」のリップスポイラーは突き出し量が可変する凝りようで、さすがニュルブルクリンクでBMW最速クラスのマシンを作っているだけあると思わされます。

リップスポイラーは前に長い方がダウンフォースを得やすいのですが、反面、車高変化やコーナリング中にダウンフォースが変化しやすいとも言えますから、仕様に応じて長さをセッティングできるのは便利です。

とは言え、路面がサーキットでも一般道でもスムースな日本では、「最も長く」使う事が多くなるとは思います(苦笑)
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2023-06-06.
ハコスカのピロ組み込みリアスプリングシート
ハコスカのピロ組み込みリアスプリングシートの設計が終わりました。

構想段階ではリアのアームを加工し、ネジ式の車高調整にしようかと思いましたが(現状割れてしまっている部分)、今となっては貴重な車両なので、なるべくオリジナルを生かそうとワッシャーによる車高調整式としました。

後はパーツ制作して現車テストの開始です。
良い感じにいくと良いです(ドキドキ…)
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2023-06-04.
ハコスカのリアのバネレートの不思議…。
ハコスカのリアスプリングは、ダンパーと分離しているタイプなので、サスペンションがストロークする際に真っすぐ力がかからず、斜めにスプリングをつぶすため、バネレートが正確に発揮されず、乱暴に言うと固いばねを入れても柔らかい状態になります。

また、ばねは同じメーカーでもレートによって線径や巻き数が異なるため、縮みはじめのレートは、ばねレートに一元的に比例しません。
そのせいで車高がぴたりと決まりませんし、ドライブフィールも異なってしまいます。

具体的には固いばねを入れたのに車高が変わらないとか、柔らかく感じると言った事が起きる事になります。

ただ最近は、GRヤリスやRCF、スイスポ、BMW等と、分離入力の車が増えてきて、この問題を解決する効果的なパーツは、スプリングシートにピロを組み込んだもので、ストロークによるアーム角度の変化をピロ部分で吸収する事で、きちんとストロークするようになるのです。

という事で、その辺りにあった適当なパーツで「とりあえず」のピロスプリングシートを作ってテストしたところ、やはり効果絶大でした。
ただ寄せ集めでは車高が激高になってしまったので、専用品を作る必要はありますが、このパーツはこのハコスカにとって、とても良い効果を発揮してくれると思いますから、すぐに設計に入ろうと思います。
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2023-05-30.
ハコスカの脚の制作依頼をいただきました。
個人的に思い入れの車「ハコスカ」の脚の製作依頼を頂戴しました。

今年55歳の僕の年齢ですと、ハコスカは免許を取った時から旧車なイメージで、自分が所有すると言う事は考えませんでしたが、僕のバイト先のカッコ良い社員さんが乗っていたり、シャコタンブギやGTロマンと言う車漫画でも、カッコ良い先輩やおじさんが乗っていたりと、とにかく凄いカッコ良い人が乗っているイメージがある車なんです(笑)

そんなハコスカはブレーキに関しては、かなりの台数のキットをワンオフ製作させていただいていますが、実は足を作るのは今回が初めてなので少し緊張しながら確認作業を進めています。

現状で車高調が装着されていますが、試運転させていただくと、ばねが柔らかくてストロークが全然足りていませんから、フロントは早期にバンプストッパーにタッチしている状態でした。
さらにバランスとしてはフロントよりもリアが柔らかいため、コーナリングで前荷重をかけるとリアはすごく浮き、フロントはつんのめるので、終始アンダーな車になっています。

バネはフロントは現状の1.5倍、リアは2倍くらいにはしたいところですが、ここで問題を発見してしまいました。
何とリアアームのスプリングが乗る部分に亀裂が入っているのです…。
ノーマルはゴムのインシュレーターが入りつつ、最悪の場合でも丸いばねの側面が当たる設計なのですが、直巻きばねをそのままアームに乗せているので、直巻きばねのピンカドの部分が当たり亀裂が入っているのだと思います。

先ずはこの部分の修正をしないといけませんが、溶接などで修正しても、しばらくすれば同じように亀裂が入るでしょうから、何らかの対策を考えないといけません。

今後、お客様と打ち合わせを繰り返し最適解な脚とするつもりです。

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2023-05-21.
純正4POTキャリパーと、APレーシング6POTキャリパーとのフィーリングの違いについて
お客様からペダルフィールについてのお問い合わせをいただき、これは皆さんの知識としてお役に立つのでは?と考えたのでブログに転用します。

・ご質問
キャリパーのピストン面積の増加による初期タッチの悪化です。
純正の4potキャリパーが確か36mmか38mm径なので、約40.7か45.3cm2です。(必要であればちゃんと測ります)
CP9660は調べたところ50.1cm2とのことですが、この差はタッチに大きく影響出るでしょうか?
もしくは実用上気にならないレベルでしょうか?
所謂、怖いフワフワ感が出なければいいなと思っています。


・回答
ペダルタッチの件ですが、
結論から言えば向上します。

ただ、ローターとパッドの慣らしが終わらない状態や、
極低温時にストリート走行を行う場合はペダルのふかつきは起きます。
ただ、怖いふかつきではなく、
ノーマルより少しだけストロークが増えるかな?と言った感じです。
もちろん、ノーマルでもパッド交換の際はふかつきますので、
同じと言えば同じかもしれません。

ピストン面積が増えている事で、
理屈としてはペダルストロークは増えるのですが、
以前ちらりとお話ししましたが、
4POTより6POTの方が個々のピストン径が小さく、
ペダルを踏んだ際には早くピストンが動きます。

ここで面積が大きい分ストロークが必要なのは同じなのでは?
と言う疑問が出てきますが、
異径ピストンの場合すべて同時にピストンが動くわけではなく、
小さなピストンから動き始めブレーキをかけていきますから、
少ないペダルストロークから効き始めるのです。

乱暴に言うと、少ない踏力の場合は、
2POTや4POTで制動している事になります。

次に少し強く踏んだとすると、
油量が増えストロークは増しますが、
そもそもブレーキ交換によって効きが向上しているので強く踏む事も無く、
キャリパーの剛性がAPの方が高いため、
開き量が少なくなり現実としてペダルストロークは減ってきます。

キャリパーがどこまででも開くとしたら、
ブレーキペダルをいくら踏み込んでもブレーキは利きませんよね。

さらに熱が加わると純正キャリパーは素材そのものの特性で、
柔らかくなってしまい、さらに開くようになりますが、
APのキャリパーはそれが少ないので、実質のペダルストロークはさらに減るという事になります。
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2023-05-16.
ND5 ロードスターに、APレーシング4POTキャリパーを装着
ウクライナの戦争勃発以降、APレーシング製品の納品が滞っており、納期についてご迷惑をおかけしており本当に申し訳ありません。
最近少しづつですが供給が再開しておりますので、お届けまで今しばらくお待ちいただけたら幸いです。

今回はAPレーシングの旧型PRO5000キャリパーをNDロードスターに装着させていただいたのでレポートいたします。

現行のPRO5000Rは昨今の大径ホイール化に伴い、厚みのある大型ローターに適正マッチングするように設計されていますが、ロードスターの使用用途によっては少々重くなりすぎるので、そういった場合には旧型のこちらをおすすめしています。

今回ローターサイズは直径290mmとさせていただき、ミニサーキットでの安定した運用を目指しています。
290mmはNDの純正ブレンボとほぼ同じ直径ですが、ノーマルが22mm厚なのに対しAPレーシングでは26mm厚のローターを使用できるため、熱容量が段違いに上がってくれブレーキ温度が低くなるので、サーキットの連続周回のみならず、ハードなスポーツ走行時にも安定した踏み心地と制動力を持続します。

フロントの効きに合わせ、リアは295mmのガーランドビックローターを装着する事で前後バランスを最適化しています。
リアの効きが上がる事で、ブレーキング時に沈み込むような姿勢となりますから、安定して強くブレーキをかける事が可能になります。

個人的にはブレンボ装着車ではリアのみビックローターを入れるのも極めてありだと思っています。

今回のパーツの価格は下記のとおりです。
フロント:495000円税抜き ワンオフ対応品なので都度ご相談ください。
リア:165000円税抜き
https://deck-japan.co.jp/products/?DOC_NO=20200421155737&ACTION=DETAIL


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2023-05-13.
G82 M4の足回り採寸
G82 M4の車高調を制作するために採寸を行っています。

この車はフロントストラットの装着部はアルミダイキャストですし、ショックアブソーバーのケースもアルミ製となっていて惚れ惚れする作りです。
ここはBMWは流石ですね。

ただ、各種センサーがショックアブソーバーに装着されていたり、スペースが少なくぎちぎちに詰め込まれているので、車高調を簡単に作れる、と言う感じではないのですよね…。

とは言え、前後別タンク装着、リアはコイルオーバーとしたいのでもう少し苦しんで良いものを作りたいです。
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2023-04-29.
島根県の渡洋自動車整備工場さまが取扱店になってくださいました。
島根県の渡洋自動車整備工場さまが取扱店になってくださいました。

以前から個人的にブログを拝見していたお店さんなのですが、この度弊社の製品を取り扱ってくださる事になりました。
かなり楽しそうなお店さんなので、弊社商品にご興味をお持ちくださった島根県付近の方は是非ご相談なさってください。

会社情報は下記のとおりです。
〒699-3212
住所  島根県浜田市三隅町向野田3022
名称  渡洋自動車整備工場(有)
TEL 0855-32-0204
メール dirt_kona@outlook.jp
HP https://www.facebook.com/profile.php?id=100063472571930
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2023-04-24.
R53ミニのフロントパイプ修理
R53ミニの社外フロントパイプが割れて廃棄漏れしていたので修理しました。

きっとここが弱いのでしょうね。
きちんと当て板して補強してありますが、それでも足りなかったようです(苦笑)

溶接して修理しました。
ただ、補強板を追加したわけではないのでちょっとヤッツケ仕事ですがしばらくは使えると思います。
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2023-04-22.
iPhoneとほぼ同じ長さのスプリング
iPhoneとほぼ同じ長さのハイパコスプリングです。
BMW Z4Mのリアに使用します。

大きさだけ見ると大丈夫かな?となってしまいますが、これがへたりも少なく良好の使い勝手なので、BMWのリアやRCFにはハイパコスプリング一択となっています。
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2023-04-15.
シビック タイプR FK8型
昔馴染みのお客様が鈴鹿の帰りにFK8で寄ってくださいました。

ウチではあまりお目にかかれないシビック タイプRなので、本当はじっくりと観察したかったのですが、昔話で盛り上がってシビックの事は忘れていました…。

しかしシビックも今や「大きい」ですね。
EKでレースやっている時は小型車感に満ち溢れていましたが、FK8は大型感に満ち溢れています(笑)

ただ重量としてはさほど重くないですから、大きなタイヤの装着が出来るとなると、走り、特にサーキットのラップタイムでは有利に働くと思いますし、空力的にも大きな方が自由度があるので有利でしょうね。

空力で思い出しましたが、エボ無き今「ガンダマチック」の正当後継車はシビックで決まりですね。
随所に感じるガンダマチックは、一時期エボばかりやっていた僕には懐かしさすら感じます(笑)
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2023-04-08.
シャーマーの、BMW F87型M2用のBBSが到着。
ドイツのチューナー「シャーマー」製のBBSホイールが到着しました。
F87 M2に装着するためのものですが、なんと10Jと11Jと言う極太サイズで、装着したら間違いなくカッコ良いでしょうね。

BBSホイールはいつの時代も僕の憧れです。
30年くらい前に清水舞台でFC3S用を買った記憶があります(懐)

このホイールも4本でざっくり100万円はするそうです(驚)

M2やM4にレイズのホイールと言うのもやる気満々で良いですが、BBSはやる気感は更に高まる気がします(笑)
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2023-04-01.
FC3S型RX7に、ガーランド ビックローターキットを装着
個人的な話になりますが、デッキ中山が最初に本格的チューニングをした車がFC3S型RX7になります。
当然ですが思い入れが強い車で、今でも細々とパーツを作ったりしています。

そういった思いは通じるもので、目茶苦茶きれいな赤いFC3Sに前後ガーランドのビックローターを装着させていただきました。

フロントキャリパーはFD3Sの17インチ車用キャリパーを流用しますので、ホイールからもちらりと見える赤いキャリパーが素敵です(喜)

https://deck-japan.co.jp/products/?DOC_NO=20200421155737&ACTION=DETAIL
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2023-03-28.
フェアレディZや最近の姿勢制御連動ABS付き車両におけるブレーキバランスについて
このZのブレーキに関するブログをご覧になってくださった常連のお客様から、ブレーキのバランスについてご質問メールをいただき、返事を書いていたところ「あれ?これは疑問に思っている方が多くないか?」と感じたため、ブログでお知らせする事にしました。

https://deck-japan.co.jp/pnews/?DOC_NO=20230318094930&ACTION=DETAIL

ご質問は下記のとおりです。
以下の点についてお聞きしたいと考えます。

貴店のRZ34へのコメント:
ノーマル車両のブレーキの前後バランスは、最近のスポーツカーとしては良いと感じましたが、
少し前が強く効く傾向なので、車が沈み込むようなブレーキフィーリングをお好みの方は、
リアを少し強めに効かせるセッティングの方が良いと思います。※
お勧めのブレーキバランスは、使用するキャリパーが下記のとおりだとしますと、
前後同サイズが良いと思います。
※ 上記のような感想を持ったのは、標準車(18インチ)での話ですよね?

お聞きしたい点:
RZ34のブログに、上記のコメントがありました。
自分も前のめりより、4輪が沈み込みの方が良いと思いますので、
貴店 お薦めの 前後同ローター径(Φ380o)に、興味があります。
(前後同サイズにする場合は、前後共にAP製キャリパーにします。)
ちなみにデメリットは、何かありますでしょうか?


それに対する返答は下記のとおりです。

僕のブログをご覧くださりありがとうございます。

フロントが強い傾向は18インチ、19インチともに感じ、
どちらかと言うと19インチの方が前よりです。

最近の車は、死亡事故につながりやすい側面衝突を極端に嫌って、
フロントを早期にロックさせABSを介入させることで、
スピン状態に陥らず前からぶつかるようにしています。

ですから効きが強いブレーキの方が、より前寄りのブレーキになっているのです。

ただ、これら車両の行う制御は、運転技術が普通レベル以上のドライバーにとっては足かせになりますので、個人的には不要だと思いますし、前後のブレーキバランスは機械的に正しくとっておいた方が良いと考えます。

リアが強く効く場合、リアが沈み込むように効くため多くの場合は安定傾向です。
雨の急な下り坂ではリアが少しブレークするくらいの前後バランスくらいが、
99.9%のシチュエーションでは安定して効くと思いますが、
それですとABSの作動が遅れ、姿勢制御下におけないのでノーマルは早くロックさせるわけです。
車に全く興味のない人達にとっては嬉しい装備ですが、
そうでない人間にとっては先にも書いたように、
人間のコントロール領域を減らしてしまう邪魔なセッティングだと思います。

以前のお車でフロントブレーキだけを交換なさった時より、リアをやられた時の方が沈み込むように安定するようになって、かつフロントのブレーキ負担が減り、フロントの発熱もしにくくなったと思いますが、それと同じことにZもなってきます。

デメリットはスポーツ走行経験のあるドライバーには無いと言って良いですが、
理屈としては、コーナリングのターンインはそれまで安定して直進していた車を「意図的」に不安定方向にする行為で、ブレーキは減速以外にも、不安定にさせるきっかけとなりますから、そういった点で安定しているときっかけは作りにくくなります。

高速コーナーはハンドルの動きで十分?不安定になりますからブレーキングが安定したことのデメリットはありませんが、低速コーナーではブレーキで不安定にする割合が増えますから、きっかけが作りにくくなります。

しかし、低速コーナーでのきっかけ作りのしにくさは、多くの場合はドライバー操作で解消出来る範囲なのと、最近のABS、姿勢制御システム搭載車両の場合は、不安定な姿勢になる事を嫌って制御しますから、フロントが強く効く場合、むしろ早期にこれら制御が介入し安定志向になってしまい、結果として制動時間は伸びますから、結局は機械的に前後バランスを取ってあげた方が良いと思います。
記事詳細
2023-03-26.
G82 M4コンペティションの空力チューニングは難しいかも??
G82 M4コンペティションのフロントセクションの空力チューンは少し難しいかもしれません。

と言いますのも、フロントアンダーのオーバーハング部分に何かのクーラーが設置されていて、フロントオーバーハング部でのダウンフォースを出す事が出来ないからです。

クーラーを移設すれば良いのでしょうが、すでにキチキチの状態なのでスマートに移設するのは至難の業と言う感じです…。

このクーラーの風を腹下に抜いているという事は、フロントは凄くリフトしやすい状態になっていますが、そこはBMW、バンパー部分にカナード構造を組み込み相殺しています。
F型もこのような形でクーラーが付いていましたが、G型はそのデメリットを確実につぶしてきているのが流石です。

ただ、どちらにせよ空力向上は難問な感じです(苦笑)
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2023-03-25.
BMW G82 M4コンペティションの採寸等々 
BMW G82型 M4コンペティションのブレーキと足回りの採寸をしています。

パーキングブレーキがこのG型からリアキャリパー内蔵式となったため、リアキャリパーの交換をする事が難しくなりましたが、以前Z4でやったようにノーマルキャリパーをパーキング用として使い、APレーシングのキャリパーをメインブレーキとして使用する形ならやれそうな気もします。

この車はリアローター厚みが24mmしかなく、サーキット走行ではブレーキが厳しい事が予測されるので、何とかしてリアブレーキは熱容量のあるものに交換したいところです。が結構手ごわそうです…。

フロントもこの型から、ノーマルでラジアルマウントのキャリパーを使用するようになりましたが、問題なく製作可能な寸法だったので一安心です。

脚はF型の発展形と言う感じですが、G82もフロントはストラットなのにダンパーボディはアルミ製となっていて驚かされます。BMWのMはいつの時代も凄いですね。

また、バンプラバーを使って圧側ストロークを規制しているのですが、フロントは1G状態で軽く接触しており、ロールはほぼイン側のみと、かなり攻めたセッティングとなっています。

ただ、リアはスプリングとダンパーが分離タイプになっているので、セッティングの自由度を高めるために、出来たらコイルオーバーにしたいのですが、各部品との隙間が少なく少し変わった形のダンパーとする必要がありますから、リアブレーキに引き続きこちらも苦戦しそうな予感です…。

とは言え、何とか決めて更に良いスポーツカーとしたいですね。
記事詳細
2023-03-20.
アストンマーチン V8ヴァンテージのメンテナンス
アストンマーチンV8ヴァンテージのオイル交換やタイヤ交換と言ったメンテナンスをしています。

この車両は世の中的に数少ない、FR、マニュアルミッション、ドライサンプ式エンジンを持っていて、この組み合わせは僕の理想のスポーツカーのそれ、だったりしますので、デッキに入庫するたびにときめきを感じます。

速い遅いで言えば、多段化された最近のATの方が6速MTより速かったりしますが、乗っていて楽しいのはやはりマニュアルですし、自動車のエンジン搭載位置は重心位置に大きく関わってくるので、搭載位置を低くできるドライサンプ式は極めて重要なポイントだったりします。
またFRレイアウトは扱いやすさと言う点で、ミッドシップよりも良いと思うのです。

ただ、この3つの要素を持っていてエアコンが付いているような車って、このアストンV8ヴァンテージか、フェラーリの550マラネロくらいしか思いつかないので、入庫してくる数は限られますし、だからこそ入って来ると喜びを感じます。

とは言え、ドライサンプエンジンのオイル交換はどの車種も、ウエットサンプのようにはいかないのでオイル交換は大変ですし、オイルの量も12Lくらいは入るので経済的ではないのは間違いないですね(苦笑)
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2023-03-14.
アルピーヌA110S ノーマルの考察
軽くコンパクトな車が大好きな自分としては、アルピーヌA110はまさにストレートど真ん中で、アルファ4Cかアルピーヌかのどちらかを購入したいと目論んでいる車でもあります。

A110のピュアは畑野自動車さんのご協力でたくさん乗らせていただいたのですが、A110Sのノーマルは初体験でした。

第一印象としては「動きに矛盾がある」で、個人的にはピュアエディションの方が良いと思いました。
Sはスプリングに過度なプリロードが入っているため、伸びと圧のサスペンションの動きにちぐはぐさがありますし、スタビライザーも固すぎるためバタバタとしてしまっていますが、その割にダンパーの減衰は弱めなので、びしっとした安定感がなく、どこにいくか予測がしにくいのです。
特にリアスプリングはヘルパー部分があるため、高速コーナーでのインリフトは顕著で少し怖いくらいです。
またアーム長が短いため、リアのストローク変化に対するジオメトリ変化は大きく、その点もマイナス要素です。
そういった点でSはピュアよりストロークしませんから、サーキットのようなフラット路面で走らせるだけならSはポイント高いと思います。

ただ、こういった感じの足のセッティング(ジオメトリ変化ではなく、アブソーバーとばねのバランス)は最近のスポーツカーはほぼみな同じで、ポルシェ911GT3やヤリス、マクラーレン、ロードスターなども非常に似ていますから、ある意味多くのユーザーさんの要求なのかもしれませんね。

ピュアは「結構よい」と言う印象なので、個人的には足を変えるならSもおすすめですが、ノーマルで乗るならピュアの方が多くの方にとって評価が高い車に思います。

あと、メガーヌ2RSと同じフロントキャリパーはかなり厳しいです。効きが不足しているのは当然として、スイッチのように効き奥の無いフィーリングは困りものです。真綿を締めるように…の真逆のフィーリングです。
ただ、A110のフロントナックルはラジアルマウントのキャリパーがそのままつく構造なので、キャリパー交換し前後バランスを最適化しようとすると、355mm程度のローターサイズを持つキャリパーキットとリアローターが必要になり、そうなるとノーマルホイールを使う事が出来ずホイールも交換する必要がありますから、第一段階のブレーキチューンとしては大掛かりになってしまいます…。

色々と短所を書きましたが、仕事柄欠点ばかりに目がいくのですが、欠点はこのくらいなので、基本的にはとてもポテンシャルのある良いスポーツカーだと思います。
ますます4Cとどちらにするか悩んでしまっています…。
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2023-03-05.
Z33スイフトスポーツにAPレーシングのPRO5000Rとリアビックローターを装着
Z33スイスポにAPレーシングのPRO5000Rの4POTキャリパーキットと、ガーランドビックローターキットを装着しました。

スイフトスポーツはコンパクトカーとしては質感も高く走りも良いのですが、ブレーキだけはやはり厳しく、少しハードに走ると根を上げてしまいますし、効きと言う点でも不足がちです。
キャリパー剛性も十分でないため効きの良いパッドを装着すると、カクっと効いてすぐロックするようになってしまうので、根本解決するためにAPレーシングのキャリパーを投入しました。
17インチホイール、リアはノーマルキャリパーを使用したビックローターという事で、フロントはガーランドの332mm−28mmを選択し、リアは同じくガーランドの315mmとしました。

これなら効きも一気に向上しますし、前後バランスも向上し沈み込むようにブレーキングできるようになります。
高価なパーツですが費用対効果は高いと思います。
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2023-02-23.
ZC33スイフト スポーツのリアショックアブソーバー。
ZC33 スイスポのリアショックが出来ました。

スイフトスポーツに限らず、リアがビームアクスルの車は、重いアクスルの動きをダンパーで抑える必要があるので、リアダンパーは極めて高性能なものが要求されます。

一般的なアブソーバーだと常に車両がゆすられる割に、段差では突き抜けるような入力になってしまいますから、ここは高性能なものを投入し、車両固有のネガティブ要素をつぶしておきたいですね。
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2023-01-22.
ルノー メガーヌ3RSにAPレーシング PRO5000Rを装着
ルノー メガーヌ3RSにAPレーシングのPRO5000R 6POTキャリパーを装着しました。

個人的にメガーヌ3RSは大好きな車で、特にその搭載エンジンの「F4R」はフィーリング含めメロメロだったりします。

とは言え、ノーマルブレーキはやはりよくありません。
何と言いますか、奥で効く感じが全くなく、少し強く踏む=ABS作動と言う感じなので、乗って楽しくありませんし、何より効きません。

ただ、この車はキャリパー交換するのが寸法的に無理で、装着するにはナックルを外し、キャリパーブラケットの装着面を精密加工する必要がありますから、装着難度はMAXなんです…。

とは言えデッキには各種工作機械もありますから、加工自体は可能ですし今回もナックル加工して装着しました。

またフロントにAPを装着すると前後バランスは最悪の前効きになるため、リアにはガーランドのビックローターキットを装着し前後バランスの改善を図っています。
正直リアまでやらないと前効きがひどくなり、雨の下り坂でのブレーキはただただ怖いので、リアの効きアップはマストなのですが、メガーヌはリアローターにハブベアリングが装着されており、簡単にはローター交換できません。
そこで何をするかと言うと、ローター部分を機械加工で落としてハブフランジ化し、ローターを装着できるようにするのです。

前後、工作機械を用いた加工が必要ですが、交換後のフィーリングと効きは最高の一言なので、努力は報われると感じる事は出来ます(笑)
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2023-01-21.
レクサスRCFの脚の製作完了
お客様のマークXからレクサスRCFへの乗り換えに伴い、各種チューニングパーツを移行してきましたが、この度足回りも無事に移行が済みました。

足回りは本当に苦労しました。
マークxは4輪コイルオーバータイプなのですが、RCFはフロントはコイルオーバーですが、リアはばねとアブソーバーが分離タイプとなっていますから、直巻きばねを使うとばねが斜めに傾いてしまい、きれいにストロークしませんし音が出てしまいます。

困ったな〜と思っていたら、お客さんがHALスプリング製のピロボールが組み込まれたスプリングシートを見つけて下さり、天の助けとばかりに組み込んだところ、一気にリアの動きが安定し音も無くなりました。
分離入力のタイプの車にはピロボール組み込みのスプリングシートは必需品に思います。

また、RCFはキャンバーの調整がノーマル状態では出来ないため、前後ともアームを交換しキャンバー調整を可能としました。
ノーマルの立ったキャンバーは、コーナリングを考えるとあまり良い事は無いので、自動車メーカーさんは最初からキャンバーを調整できるように作っておいてほしいです。

ここまでのチューニングを行うとRCFはとても楽しいサーキットウエポンになってくれますね。
街乗りは普通以上に快適な車ですし、オールマイティーなスポーツカーと言えると思います。
欲しくなりましたが値段が…。
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2023-01-15.
スラストベアリング組み込みスプリングシート
スラストベアリングを組み込んだスプリングシートを遅ればせながら作ってみました。

コイルスプリングの動作を考えると、ここにベアリングを組み込むと反発力を相殺してしまうので、性能的には良くありませんが、ばねから発する異音は低減できるため一長一短と言った感じです(苦笑)
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2022-12-25.
R55 ミニクラブマンにAPレーシングとビックローターを装着
R55ミニクラブマンに、APレーシングのPRO5000R 4POTキャリパー+ガーランド315mm2ピースローターと、ガーランドリアビックローター 315mmを装着しました。

オーナー様の意向により、16インチサイズのTE37いっぱいとなるローターサイズとしました。
ハッチバックのR56ですと、もう少しリアを小さくした方が前後バランスが良いのですが、リアが重いクラブマンならこのローターサイズで前後バランスは上々で、沈み込むようにブレーキが効くようになりますから、最上のブレーキフィールを楽しんでいただけます。

ベルハットは通常ハードアルマイト処理を行いますが、今回はオーナー様の好みで黒アルマイトとしました。
ミニはフェンダー部分が黒いため、結構黒アルマイトが似合いますね。カッコ良いと思います。

今回のキットはこちらです。
フロント PRO5000R 4POT
https://deck-japan.co.jp/products/?DOC_NO=20200417130717&ACTION=DETAIL

リア ビックローターキット
https://deck-japan.co.jp/products/?DOC_NO=20200421155737&ACTION=DETAIL
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2022-12-24.
12月24日の朝は大雪
今年は温かいな、などと思っていたら、クリスマスイブに大雪が来ました(笑)

デッキにたどり着くまでに20台以上はスタックして立ち往生していましたし、僕もアウディでやばいところでした…。

雪道はホイールスピンさせたいのですが(特に坂道)、横滑り防止装置によってホイールスピンを抑えようとエンジン回転を下げるので、車速が落ちていってしまい、坂道であわやストップするところでしたがギリギリで乗り越えられセーフでした。
当然途中でオフにしようとスイッチをいじりましたが、車が動いているとオフに出来ないのですね。初めて知りました…。

ドライバーがスイッチを操作したら、どんな状態でもドライバーの意思に従って欲しいです。
正直、次に車買うときは姿勢制御が走行中にオンオフできる車にしようと思いました(苦笑)

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2022-12-22.
E86 Z4Mのサブフレームリジット化とLSD装着など
E86 Z4Mの車体とリアサブフレームはゴムマウントを介して固定されるのですが、大きなGがかかるような場合は車体とサブフレームの動きに差が出てしまい、ばね上の動きが大きくなってしまいます。

ストリートでも異音や振動の侵入を良しとすれば、車体剛性も上がりますし良い事しかありませんから、サーキットユースのこの車両の場合は投入するしかないと思い、やっていただきました。

ちなみにこの車両はすでに、サンビームさんのエンジンとミッションのリジットマウントが組み込まれていますので、サブフレームのリジットと同時にデフマントもリジットマウントにすることになりました。

ただデフマウントのリジット化は、サブフレームやエンジンとは比べようにならないくらいノイズが入るようになりますので、デフマントはノーマルを残しても良いかもしれません。
とは言え、デフマウントをリジットにするとアクセルとタイヤが連動したかのようにダイレクトになりますので、音と振動を我慢するならありなパーツです。

ついでにハブベアリングとハブコンパニオンフランジも交換し万全を期しました。
BMWのハブベアリングは少し弱い傾向なので交換頻度はポルシェなどよりも高くなりますし、どんな車両でもコンパニオンフランジは意外と歪むので定期交換をおすすめします。
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2022-12-20.
E86 Z4Mにフロントアンダーパネルやカナードを装着。
E86型Z4Mのサーキットでの空力向上を図るべく、フロントバンパー下にアンダーパネルを装着しました。
ステーも付属し、かなりガッチリ止まるパネルなのできちんとした効果を発揮してくれそうです。
このままですとフロントセクションの空気がきれいに流れる程度になってしまうので、カナードを装着し、アンダーパネル下面に流れる空気の流速を上げてやることにしました。

たったこれだけのデバイスですが、これでダウンフォースとまではいかなくても、リフトは防げますから高速コーナーでは効果あり!になると思います。
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2022-12-18.
RZ34 新型フェアレディZの採寸。
RZ34型 フェアレディZのブレーキと車高調の採寸を行いました。

今をときめく最新FRスポーツカーですから、脚作りたいな〜、いじってみたいな〜と思っていたら、なんと開発用にファーストガレージの川原さんが貸してくださいました(感謝!)

早速、製品を作れる段取りをして車両はお返ししましたが噂通り良い車でした。

スタイリングは賛否両論あるみたいですが、個人的には派手目のデザインが多い昨今、シンプルにまとまっていてようと思いましたし、エンジンも「音」を除けば断然新型が優秀に思います。

脚は最近の乗用車と言う感じで、ちょっと動くと言うか柔らかいのにゴツゴツ感があるのですが、ここは僕たちが直せばよいですから全く問題になりません。

ブレーキはベースグレードのため、はっきり言って効きませんし、フィールもくにゃっとしていますが、ここもAPレーシングとする事で一気に良くなると思います。

恐らく純ガソリンエンジンとしては、日産最後のFR車両でしょうし、それにふさわしい車に仕上がっていると感じました。

車両をお貸しくださった、ファーストガレージの川原さん、本当にありがとうございました(喜)
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2022-12-16.
ZC33S スイフトスポーツ用 リアピロアッパーの設計
スイフトスポーツのリアダンパーはゴムブッシュを介して車体に装着されますが、重いリアアクスルが動いた場合、ゴムブッシュが結構たわんでしまうため、ダンパーがほとんど減衰していない状態となり、跳ねたり、落ち着きが無くなってしまったりします。

そこで、このようなピロマウントを作って上部のゴムマウントを廃止する事にしました。
完全ワンオフなので製作に手間と費用はかかりますが、効果的なパーツだと思います。

ダンパー下部もピロマウントにしようかと思いましたが、下部のマウントはゴムの少ないものを使用すれば、ノーマルの上部ほど悪影響を及ぼさないため強化ゴムマウントとしました。

これでスイスポのリアがバイーンと動くのを抑制しやすくなりました(喜)
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2022-12-15.
ZC33S スイフトスポーツ用 車高調の設計
遅ればせながら、ZC33Sスイフトスポーツの車高調を設計しております。しかも減衰力調整式別タンク付き。

スイフトスポーツはZC32の時にやったことがあるのですが、背が高く重心が高いので、ぐらっとロールするのを抑えようとすると、減衰力を美低速からキレイに出さないといけなく、ニードルブリード等の漏らしポート付きのアブソーバーだと、ミドルからハイをかなり固めないといけませんが、そうすると乗り心地が悪くなるので悩むところなんです。

もちろん微低速、それもゼロからきちんと減衰を出せば、上の減衰力は少なくても車体の動きを抑制できますが、そうなると別タンクが必要となるのでコストが高いです。

ただ、今回はどうしても動きを止めたいと言う事で高価ですが別タンク付きを製作させてもらう事にしました。

当代随一の軽量ハッチバックのスイフトがどのようになるか、今から楽しみです。
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2022-12-12.
Z4のリアリンク完成
Z4のリアリンクが完成しました。
あとはピロカラーを作るのみです。

これでマフラーを外したりずらしたりせずに簡単にリアのキャンバー調整ができるようになります。
ノーマルのままでもキャンバー調整は出来ますが、その調整範囲が狭く車高にもよりますがネガティブ2度ちょっとまでしかできないので、少し長くしたアームが必要となります。
本当は市販品でまかないたかったのですが、安いものはピロでなくゴムブッシュだったり、調整カ所がナックル近くについておらず、マフラーを外したりしないと調整が事実上できないものばかりだったので、ワンオフする事になりました。

カウンターの上に置いておいたら、市販したら?と多くの方に言っていただけましたが、正直作るのが意外と大変で高価(15万円くらい)になりますから、売れないだろうと言う事で今後もワンオフ対応とさせてください。
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2022-11-20.
BMW Z4M用のリアリンク制作
BMW Z4Mのリアロアリンクの製作をしています。

ネットを見るといくらでも市販のものが売っているのですが、僕が見つけたものは全て一般的なターンバックル構造で、リンクの車体側固定部とナックル側固定部の2か所を調整時に緩めたり締めたりする必要がありました。

ただし、この状況ですと現実的にはアライメント調整は出来ません。と言いますのも車体側のアーム装着部は袋構造になっていて、工具が入らないため、ピロボール等のナットを緩めたり締めたり出来ないのです。
気が利いていて、ナット部がサブフレームの袋部分から出ている構造のものもありましたが、それでもマフラーが邪魔をして工具をスムーズに入れる事は出来ません。
スムーズに微妙なアライメント調整をするには、ナックルに近い部分だけで伸縮できるようにする必要がありますから、そういったアームを作る事にしました。

完全ワンオフなのですが、ナックル装着部の近くにターンバックルを設ける事で、アライメント作業をスムーズに行う事が出来るようにしました。

アライメントは、走りを重視なさる方なら何度も取る事になるため、簡単確実に作業できるようにしておくのは重要な事なので、高くてもやっておく価値はあると思います。
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2022-11-13.
ND5Cロードスターのリアブレーキを強化。
ND5Cロードスターにリアビックローターキットを装着しています。

この車両にはフロントに4POTキャリパーが装着されていましたが、そのままですとひどい前効きで制動距離はノーマルより長くなっている状態でした。

フロントだけブレーキ強化すると、早期にブレーキがロックするため実は制動距離としては伸びてしまうのです。これはバイクに乗った事のある方なら「はいはいそうだよね」とご理解いただけると思います。

そこで今回はフロントに合わせたリアビックローターを装着しました。
これによって当然ですが前後バランスが良くなり、結果制動距離もブレーキングフィールも上がってくれました。

国産、外車問わずに多くの車両は、側面衝突を避けるため前を強く効かせていますから、リアの強化は実は必須だったりするのです。

https://deck-japan.co.jp/products/?DOC_NO=20200421155737&ACTION=DETAIL
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2022-11-12.
R35GTRのメンテナンス
最新車種のように思っているR35GTRも、初期型だと約15年も前の車になりますから、そろそろ油脂類以外のメンテが必要になります。

今回はラジエターとサーモスタット、リザーバータンクやホースを交換しました。純正のラジエターはタンク部分のOリングから漏れる事が多く、リザーバーから漏れる事も多いみたいなので故障する前に交換させてもらいました。
あと冷却水関連ですと個人的に故障する印象なのがサーモスタットで、これは車種問わずに一定間隔、そうですね車検2回か3回に一回の割合で交換するのが良いと思います。

あとは前後パッドとフロントローターの交換で終わり。の予定だったのですが…、アンダーパネルを外してびっくり、ミッションクーラーからのオイル漏れ発見です。
重大な事だと嫌だなーと思い確認したところ、電動ポンプのホースからの漏れみたいだったので新品と交換し今回の作業は終了です。
しばらくはシャキーンと走ってくれると思います。
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2022-10-30.
先日コーティングしたキャリパーをG29 Z4に装着中。
先日コーティングしたキャリパーを、G29 Z4に装着しています。
残念ながら装着写真を撮り忘れてしまったのですが、ノーマルのブルーのキャリパーに対し、赤いキャリパーはやはり目立ちます。

BMWは以前からブレーキに関しては独自のこだわりがあるので、ハード走行前提でない場合は今回のようにMパフォーマンスのものや、上位車種の流用と言うのはとても良い手に思います。
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2022-10-16.
キャリパーにコーティングをしました。
BMW Z4のパフォーマンスパッケージ用キャリパーにコーティングをかけました。

こう言ったおしゃれな事は苦手意識がありましたが、いつも来てくれる磨き屋さんや、その後友人の磨き屋さんなど多くの方に手助けをいただき、キャリパーコーティングをする事に成功しました。

いつもやっている方々からすると、そんなこと何をいまさら…。と思われるかもしれませんが、耐熱温度が高い薬液の準備をしてもらったりで「新しい事をやるとなんでも大変だな」と言うのが本音の仕事でした。

結果は大成功で、塗装がしてあるキャリパーには新品状態でした方が良いのでは?と思うくらいです。

コーティングをかける前に、洗って磨くのですが、それによってかなりピカピカになるので、メーカー出荷の状態でつけるよりもテンションが上がりますよ(笑)
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2022-10-09.
S2000にAPレーシングのPRO5000Rを装着。
S2000用にAPレーシングのPRO5000Rをご購入いただいた方が、装着写真を送ってくださったのでご紹介します。

ご購入いただいたのは、APレーシングPRO5000R 4POTのキットです。
こちらは最新のレース向けキャリパーで、さすがの剛性を誇ります。キャリパーは剛性が高くないと油圧で開いていきパッドが当たりにくくなるため、ペダルフィールも効きも悪くなります。
どんなメーカーも剛性が高いとアピールしますが、個人的にはこのキットと同じくらいの価格で高い剛性を持っているのはAPレーシングだけに思いますし、さらに高額なものでも世界中で他に2社しか知りませんから、APレーシングを選んでもらうのが案外と手軽な方法のように思います。

フロントだけブレーキを強化すると、前後バランスが崩れ余計に制動距離が伸びてしまいますが、APのフロントブレーキ導入に際し、リアも強化していただいたのが写真で確認できてホッとしました。
S2000はリアの純正キャリパーにサイドブレーキ機構が内蔵されているため、リアキャリパーの交換はとても大変ですから、ローターだけを大きくするビックローターキットが一般的ですが、パーキングブレーキを別途装着しAPなどの対向キャリパーをつける事も可能です。
次なるステップでリアにもAPレーシング。夢がありますね。

今回、ご購入いただいたのは下記のキットです。
https://deck-japan.co.jp/products/?DOC_NO=20200417130717&ACTION=DETAIL
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