トヨタの最上級スポーツカー「レクサスRCF」にAPレーシングのブレーキを装着しました。
この車両も最近の自動車メーカーの流れで、リアブレーキをつまむ事で姿勢制御しますので、ブレーキをかけながら姿勢制御が介入した際に、リアがロックしないようかなりの前効きになっていますし、そもそもノーマル車両は事故の際に側面衝突を避け、正面からぶつかるよう前のブレーキを強めとしていますから、ノーマル時のバランスよりリアブレーキはかなり強く効かせたいです。
という事で、フロントはノーマルのブレーキローター直径そのままの380ミリとしました。380mmなら良程度の中古ローターがあったのも選択の理由の一つです。
ただ同じ直径ながら熱容量を稼ぐためにローター厚みは2mm厚くしました。
リアは20mmサイズアップし365mmとしつつ、ローター厚みは4mm厚くし32mmとしました。
またGTRなどに使用する4POTよりも、キャリパーのピストンサイズを大きくしキャリパー側でも効きを増す作戦です。
本当ですとブログを書いている時は装着時なので、結果にドキドキするのですが、今回はサーキット走行後で結果が分かっているので気が楽です。
気が楽という事はこのバランスで大正解だったという事ですね(喜)
リアが沈み込むように効き、かつペダルフィールも高フィールを確保できました。
後嬉しい副産物がありました。
ローターを厚くしたり、大きくしたりしながらも、ノーマルよりもブレーキシステムとして大きな軽量化が出来たのです。。
フロントに至っては、なんと片輪7kgにも及びます。
当然、走りも激変し、バタついていたノーマルの脚はしっとりしましたし、車の動きが明らかに軽くなって乗るのが楽しくなったくらい変わりましたから、RCFにブレーキ交換はいろいろな意味で価値がありますし、この車はばね下を軽くすることで大きくキャラクターが変わる事も分かり有意義でした。